シャープは1月21日、表示部と手書きパッドの両方にバックライトを採用し、暗いところでも見やすく使いやすい電子辞書「Papyrus(パピルス)PW-AT770」(生活総合系)および、「Papyrus PW-GT570」(高校生向け)の2機種6モデルを発売すると発表した。シャープによると、ダブルバックライトの採用は業界初という。価格はオープン。
Papyrusの表示部には、5.5型の高精細HVGA液晶を搭載。従来機の約2倍の高精細で、最大1200文字(9ドット・全角表示時)を一覧表示できるほか、画数の多い複雑な文字や細かい文字、複雑なイラストなども見やすく表示する。
従来機を踏襲した「手書きパッド」機能は、これまでの「日本語」と「英語」に加え、「中国語(簡体字)」と「韓国語(ハングル)」にも対応。見たままを手書きすれば、読みや意味などを調べられる。
さらに英語音声に合わせて、再生中のテキストを反転表示する業界初の「字幕リスニング機能」を備え、日本語訳の確認や、英文と日本語訳を同時表示して比較しながら効果的なリスニング学習も可能だ。
内蔵コンテンツは、イラストや図版を収録した「ブリタニカ国際大百科事典」、新語や新語義の追加に加え図版も同時表示できる「ジーニアス英和辞典 第4版」、大修館書店が作成した米国人ネイティブスピーカーによる発音データ「Genius Sounds V4(ジーニアス・サウンズ)」約50,000語など。
一般的な生活総合で使えるPW-AT770には幅広いジャンルの100コンテンツを、高校生向けのPW-GT570には高校生必須の5教科9科目を網羅した72コンテンツを収録した。
PW-AT770はシルバー、ブラック、レッドの3色を揃え、店頭想定売価は3万5000円前後。PW-GT570はホワイト、ピンク、ブルーの3色のバリエーションで店頭想定売価は3万7000円前後となる見込みだ。
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