Intelは1月11日、モジュラーサーバビルディングブロックを発表した。OEMや再販事業者はこれを中小規模企業(SME)向けのサーバに組み込むことができる。
これはIntelが世界で展開する初のモジュラーサーバとなり、2007年7月にServer Systems Infrastructure Forum(SSI)が発表したブレードサーバ設計仕様をサポートした。SSIはIntelが中心となって立ち上げた業界団体だ。
Intelのアジア太平洋担当サーバ・プラットフォーム・マーケティング・マネージャーWilliam Wu氏はZDNet Asiaに対し、このモジュラーサーバは「ベアボーンシステム」であり、完成品はチャネルパートナーがブランドすることになる、と語った。
Intelは、2008年のSMEのサーバ支出は、2007年から2桁成長で拡大し198億ドルに達するというAMI-Partnersの調査を引用している。そして、ブランディングされていない「ホワイトボックス」サーバ市場はシステムメーカーにとって重要な要素だとしている。
「ホワイトボックスサーバ市場は利益が高く、急成長しているビジネスチャンスであり、チャネルパートナーにとっては重要な開発分野となる」とWu氏は述べる。「サーバシステムは、チャネルが自社顧客の中核となるITインフラに近づくためのすばらしいチャンスとなるだろう。これにより、チャネルはこれまで以上に信頼できるパートナーになれるからだ」
Intelによると、このモジュラーサーバは、システムに統合時に最大でサーバノードを6台、Serial Attached SCSIを14台サポートできるという。このほか、統合SAN、イーサネットスイッチモジュール2台、管理モジュールも提供する。サーバノードはIntelの最新の4コアおよびデュアルコア「Xeon」に対応した2ソケットマザーボードをサポートできる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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