[レビュー]カナル型ヘッドホンはここまで進化した--オーディオテクニカ「ATH-CK10」 - (page 2)

堀江大輔(D☆FUNK)2008年01月07日 19時00分
オーディオテクニカ
内容:普及クラスからハイエンドまで幅広くヘッドフォンを取り揃えるオーディオテクニカから、高級タイプの市場を牽引する最上位モデル「ATH-CK10」が登場した。2つのドライバーを搭載し、解像感に優れるサウンドを持ちながらコンパクトサイズを実現。カナル型ヘッドホンの究極の形に迫る。

こだわりのコード処理でいかにもハイエンドな仕上がり

 では、さっそく実物を見ていこう。本体以外の付属品は、クリーニング用のクロスと、キャリングポーチ。イヤーピースは、S、M、Lの3種類を用意している。

 本体を触る。ヘッドホンのコードがとてもしなやかで心地良い。海外製のハイエンドカナル型ヘッドホンの中には、ゴツゴツとした太いコードが使用されていることも多いが、ATH-CK10いかにもハイエンドな手触り。使う人のことを考えた日本ブランドならではの心配りがにくい。

 耳穴へのセットは、通常のインナーイヤーとは逆さまになる。ブッシュを上向きに取り付け、コードは耳の上を通す。ライブなどでアーティストが耳にインナーイヤー型のヘッドホンを挿しているのが見られるが、それと同じ方式だ。激しい動きでもヘッドホンが外れにくいのが特徴だ。

  • 付属品は、クリーニング用のクロスと、キャリングポーチとイヤーピース

  • イヤーピースは写真右からS、M、Lの3サイズを同梱する。標準的な仕様だ

  • 耳への装着は、コードを耳の上にかけるイヤーループ方式

  • スライドチューブ付きの1.2mコードを採用。コードのこすれ音が抑えられる

 だが、頻繁に付けたり、はめたりするのはすこし面倒。またLRが、黒いハウジング部に黒い浮き文字で書かれているので見にくい。暗いところでは、つけるのに苦労しそうだ。

 なお、ATH-CK10のコードには、スライドチューブも装備されている。カナル型ヘッドホンの弱点は、コードがこすれる音が耳に響いてしまうことだが、スライドチューブを首元までスライドしてコードを固定すれば、こすれ音はかなり抑えることができる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]