2007年に創立45周年を迎えたオーディオテクニカ。元々は世界シェアの半分を占める、アナログレコードのカートリッジメーカーだったが、74年に参入したヘッドホン市場で大成功。
現在は、手軽なインナーイヤー型から、高級な密閉型ヘッドホンまで、幅広いラインナップを誇る国内有数のメーカーとなった。いまや、多くの家電量販店で、同社製のヘッドホンやAVアクセサリーを目にすることができる。
さて、今回紹介するのは、そのオーディオテクニカから登場したカナル型ヘッドホンの最上位モデル「ATH-CK10」だ。高級カナル型ヘッドホンとしては、06年にも「ATH-CK9」という商品を発売したており、ATH-CK10はその上位機という位置づけ。
バランスド・アーマチュアドライバー方式という、ダイアフラムを小さなピンで振動させる構造を採用。可動域の質量がとても軽く、音声信号の変化に瞬時に反応できる。そのため、小型化が容易で、高出力、高域の再現性に優れ、繊細さと迫力を両立できるのが特徴だ。
弟機のATH-CK9はシングルドライバーだが、ATH-CK10は、低域・中高域用の2つのバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載している。2つのドライバーを用いることで大型化されそうだが、ハウジング部などの小型化を図ることで、サイズ自体はATH-CK9よりコンパクトになっている。
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