コンピューティングの将来など、だんだん堅い話題に。同氏が語るのは「どこでも体験できるハイデフィニション」「サービスに接続されたリッチデバイス」「自然なユーザーインターフェースがもつ力」についてなど。
Vistaについて、同氏は1億人が利用していると述べる。また2000万人がWindows Mobileを利用しているという。壇上にMicrosoftのMika Krammer氏が登場し、Windows Liveをデモンストレーションする。
Gates氏が今度は「Surface PC」のデモを始める。Surface PCでは、テーブル型のマシンの天板にPCの画面が投影され、指先で操作できる。デモの中で、同氏はテーブルの前に立ち、いろいろなロゴをスライドさせながらスノーボードをデザインしている。「なかなかカッコいいスノーボードになりそうだ。でも買う前に友達に見せたい」といって、画像を共有スペースにアップロードする。
また、2008年のオリンピックの放送でMicrosoftがNBCと提携したことを紹介するビデオが流れる。スポーツキャスターのBob Costas氏が登場し、まもなくMicrosoftの一線から引退するGates氏にジョークを飛ばす。「わたしを追い回すのはやめてくれ。北京オリンピックのテレキャストで、君に出演してもらう予定はない」
MicrosoftのEntertainment and devices部門を率いるRobbie Bach氏が登場。DisneyやMGMなどとの新たな提携について語る。
Bach氏はAppleを皮肉った発言を飛ばした。Microsoftのメディア製品を紹介しながらMicrosoftがこうした事業に面白半分で取り組んでいるわけではないと強調した。思い返してみれば、AppleのSteve Jobs氏は、Apple TVを「趣味」と説明していた。
Gates氏が顔面認識技術を搭載したデバイスを持って再び現れる。デバイスはBach氏を認識している。画面には「20ドル貸している」という警告が。
Gates氏によれば、研究所の成果物であるこのデバイスは製品として出荷される予定はないそうだ。Bach氏はこのデバイスをみて「これは確かにラボの製品だ」という。
2人がCESでのGates氏にまつわる思い出を語り始めたかと思いきや、Bach氏が突然Gates氏にGuitar Heroの対戦を申し出る。
Bach氏は、自分の代わりにプレーするように用意したとして、Guitar Heroのコンテストで優勝したKelly Leoneさん(つづりが合っているかは不明)を壇上に招く。「Welcome to the Jungle」の演奏をみてGates氏は「なかなかいいね」と述べ、自分の代役としてミュージシャンのSlashを壇上に招く。
Slashは同じ曲を本物のギターで演奏。終わると、ステージの左側から去っていった。Gates氏は同時に右側からステージを去ってゆく。これで1つの時代の終わりだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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