こういうSFチックなモデルを本当に市販しちゃうところがNTTドコモらしい。ちなみに大画面だが、iモード表示はわざわざ画面の一部のみを細く使ってコンテンツ表示させる。これじゃ大型ディスプレイを備えた意味がないじゃん(笑)。またPDA的な使い方も難しく、十数万円出して購入したものの、その形状はハッタリなだけだったことに泣かせてくれた、コレクション魂だけを沸かせてくれた1台だった。今でも大切に保管してます。
QVGAサイズのディスプレイを始めて搭載したモデル。それまではせいぜい120×160ドット程度だったケータイのディスプレイが、一気に240×320ドットまで高精細化した。当時のサイトはQVGAに対応したものが少なく、画像やロゴ類がやたら小さく表示されてしまったものだ。このディスプレイの高精細化は、カメラ機能を進化させ、さらにモバイルコマースにおいても「ディスプレイ上の写真で商品を選べる」ことをもたらし、ケータイで物を買うという行為を日常化させるのに役立った。
メガピクセルカメラ初搭載機とされている。しかしこのモデルが発売された翌日には、NTTドコモがメガピクセルをウリにした505iシリーズを全国一斉発売した。J-SH53は都内一部の店舗のみ限定数で発売したので、はたしてどちらを「メガピクセル初」とすべきかなどといった話題で盛り上がったのが懐かしい。
いわゆる「おサイフケータイ」がこのモデルからスタート。非接触IC「FeliCa」を搭載し、これによりケータイは「人」と「人」のコミュニケーション以外に、「人」と「機器」のコミュニケーションも可能にした。
子ども向け端末として企画されたこのモデルも、もちろんブラウザフォンである。GPS機能を備え親が子どもの居場所を探せる、子どもに安全にケータイを使わせるために様々な制約を設定できるなどの機能を持つ。実はこのモデル、意外にも法人需要も多いのだとか。つまり社員に持たせる端末として最適と考えたのだろう。NTTドコモはのちに新色追加としてブラックなどのカラーも発売。まさに法人向けとなった(笑)
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ちなみに、この600機種の撮影で何が一番大変だったかというと、端末の山を収納ケースに戻すことであった…。(編集部注:撮影した600機種の写真は順次、CNET Japanのコンテンツとして公開します)
お詫び:記事中、NTTドコモ N2001とNTTドコモ SH2101Vのキャプションが間違っておりました。関係者の皆様にご迷惑をおかけし、また読者の皆様を混乱させたことを深くお詫び申し上げます。
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