いわゆるG-SHOCKケータイ。防水機能が当時あまりに画期的だった。普段ケータイをバラすことはしない私だが、どうしてもこの端末は内部を覗いてみたくなり、専用ドライバーを購入してしまったのであった…。ネジの1本1本に根元にラバーが取り付けられ、また本体接合部のすべてにゴムパッキンが入れられていた。これこそ本当に開発コストが掛かっている端末だろう。
カメラを初めて備えた端末である。当時私はアスキーに勤めていたが、私も、そして上司だった月刊アスキー編集長(当時)の遠藤諭氏もこのモデルを初日に購入した。コレクターの私としては、端末は純正状態で大切に使うのが基本。ところがガジェット好きな遠藤氏は早速分解して、シャッター音をオンオフするためのスイッチを取り付けていた(さらにその模様をアスキー某雑誌に掲載して、色々な意味で波紋を呼んでいた)。ともあれ、ケータイで「チロリロリーン」は、このモデルから始まり、そして今や世界でも標準的な機能になろうとしている。
ウォークマンという名称は与えられなかったが、まさにソニー製の音楽再生機能を備えた画期的なケータイだった。同じ時期、NTTドコモ向けにはSO502iWMが納入されたが、筐体をそれぞれ異なった意匠にするなど、流用が多かった当時、手が込んだ端末だった。
ちなみにC404Sは着信音が16和音。一方で同時発売のSO502iWMが4和音だったのは「それが502iシリーズの統一仕様で1機種だけ抜きん出るのは許さん」ということだったらしい。
いわゆるFOMAの1号機。21世紀最初の年に、しかも世界最初にサービスインする第3世代携帯電話サービスということで、当時としてはなんだか「ものすごいサービスが始まりそう」な期待に胸を膨らませたFOMA。N2001というネーミングも、いかにもそれらしくて最高。デザインもあえてアンテナを内蔵させ、当時としては画期的な、近未来チックなデザインで登場した。
初めて搭載された有機ELディスプレイは、その後ドットが抜け落ちるとか輝度が落ちるとかいった問題でクレームも多かったようだ。ちなみに超初期ロットのN2001の内蔵待受画像にはニューヨークの世界貿易センタービルの画像が入っていた(私は発売日初日に購入したのでこの画像入り)。発売数日後のモデルでは、その画像がイヌのイラストに挿し変わっている。
NTTドコモがFOMAスタートで盛り上がっていた頃、auは2.5世代のcdmaOne方式ながら端末の型番桁数を4桁化し、「次世代サービス」などという紛らわしいキャッチコピーを使ってこのような端末を発売していた。GPS搭載1号機はC3001Hだが、私が当時飛びついたのはほぼ同時期に発売されたシリーズ最上位機のC5001T。GPSはFOMAにはない画期的なサービスであり、その後のauを牽引していくオリジナル機能として進展していった。
お詫び:記事中、NTTドコモ N2001とNTTドコモ SH2101Vのキャプションが間違っておりました。関係者の皆様にご迷惑をおかけし、また読者の皆様を混乱させたことを深くお詫び申し上げます。
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