次は、「使っている」と「大変よく使っている」のトップ5をまとめて紹介します。
1 | Wikipedia | 41.5% |
---|---|---|
2 | YouTube | 41.1% |
3 | 脳内メーカー | 38.3% |
4 | 2ちゃんねる | 35.5% |
5 | ニンテンドーDS Lite | 24.7% |
1 | Wikipedia | 20.8% |
---|---|---|
2 | ニンテンドーDS Lite | 14.3% |
3 | YouTube | 11.3% |
4 | ワンセグ対応携帯電話 | 10.9% |
5 | mixi | 10.5% |
「使っている」「大変使っている」の上位陣は、「利便性」「娯楽性」「無料または格安で使える」のいずれかの特徴があります。
「Wikipedia」は「使っている」「大変使っている」両方で1位になりました。パソコンを使っている時に辞書のかわりとして手軽に利用できる、使い勝手の良さが人気です。利用者の意見としては、「みんなで編集するので、不確かな部分もあるが、いろんなことを調べるのに辞書代わりになる」「信憑性は微妙だけど、おもしろいサービス」など、内容に疑問を抱く人もいますが、おおむね支持されているようです。
「使っている」で2位、「大変よく使っている」で3位となった「YouTube」。動画投稿サイトは、無料で利用できることや暇つぶしとしての娯楽性が人気です。「よい暇つぶしになる」「世界中の動画を無料で見られる」など多くの意見がありました。また、ここではランク圏外ですが、「ニコニコ動画」に対する意見も多く見られました。動画にコメントを加えられるサービスを「YouTube」との相違点にして、人気が出ているようです。
「使っている」の3位は「脳内メーカー」。専用サイトで名前を入力すると、自分の脳内を漢字で表してくれる無料サービスです。自分の結果を友人に話したり、友人の結果を見たりと、会話のネタを提供してくれるサービスです。クチコミで広がり、メディアが取り上げ、またクチコミで広がるという方式でヒットしていきました。ランク圏外の「顔ちぇき」も同様のはやり方で利用者を獲得しています。
「使っている」の4位は「2ちゃんねる」。利用者の意見としては、「真実が隠れているのでやめられない」というものがありました。
「大変よく使っている」の4位は、「ワンセグ対応携帯電話」。いつでもどこでも無料でテレビが見られる、という点を支持する意見が多数ありました。暇つぶしや、外出先でも見られるので重宝されているようです。
「大変よく使っている」の5位は、「mixi」でした。友人とのコミュニケーション手段として利用する人が多く、無料で気軽にできる点が好評のSNSです。「友達との交換日記みたい」「友人がすぐにでき、 顔見知りの友人も見つかる」「日記を書かなくても、他の楽しみもある」といった意見が見られました。
以上、「知名度・利用度の5段階評価」の各ベスト5を見てきました。設問1では「ヒット製品」を調査したので、設問2では「人気製品」は調査してみました。上記の29個の製品・サービスのうち、2007年もっとも注目したものは何かを尋ねました。
1 | Wii | 14.2% |
---|---|---|
2 | Windows Vista | 11.8% |
3 | 1つもない | 9.4% |
4 | ニンテンドーDS Lite | 8.5% |
5 | YouTube | 7.0% |
6 | ワンセグ対応携帯電話 | 6.6% |
7 | フルHD対応薄型大画面テレビ | 5.5% |
8 | Blu-rayディスクレコーダー | 4.3% |
9 | mixi | 3.9% |
10 | ニコニコ動画 | 3.4% |
11 | PASMO | 3.4% |
12 | 脳内メーカー | 3.3% |
13 | iPod touch | 3.1% |
14 | Wikipedia | 2.7% |
15 | PLAY STATION 3 | 2.2% |
「注目された製品」のトップに輝いたのは、任天堂の「Wii」でした。前回の本コーナーの設問「この冬のボーナスで買いたい家電」でも、1位を獲得したWii。発売は2006年末ですが、今年を代表する大ヒット商品であると言えます。任天堂の製品は、4位の「ニンテンドーDS Lite」と合わせて、1番多くの意見が寄せられました。「ゲーム機なのに、老若男女問わず話題になっている」、「遊びから勉強まで使える」「ゲーム類に興味がなかったが、使ってみたい」といった声が寄せられています。これらの意見を見ると、新しいゲームスタイルを提案したことが世間の注目を集め、人気拡大につながったと言えそうです。
2位の「Windows Vista」は、新しいビジュアル機能、「エアロ」が注目されているようです。「Windows Aeroがきれいなので」という肯定的な意見もあれば、「XPよりビジュアル的になりすぎて、使いづらい」という否定的な意見もありました。
7位「フルHD対応薄型大画面テレビ」は、ハイビジョン映像の美しさが購買意欲をそそるようです。8位「Blu-rayディスクレコーダー」も、きれいな画質で録画できることが人気の要因でしょう。中には、Blu-rayとHDDVDの今後の展開を見るために、レコーダーを買い控えている人もいるようです。
11位ですが多数の意見を寄せられた「PASMO」。電車の乗り降りがスムーズになったなど、「利便性」が支持の理由でした。SuicaなどほかのICカードもあわせて今後のサービスへの期待も高いようです。「私鉄もJRもこれ一枚ですいすい利用できるようになり大変便利になった。バスへの普及が進めば小銭の心配も要らなくなる」「今後さまざまな用途で使える可能性に注目」などの意見がありました。
新しい製品・サービスが次々と誕生するIT業界は、ヒット製品の新陳代謝が早いとされています。来年ヒットするサービスは今年の延長線上にあるのか、あるいはまったく新しいサービスが台頭してくるのでしょうか? そのヒントが今回のアンケート結果に隠されているかもしれません。
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