もちろんAMDが最初にやるべき仕事はきちんと動作するチップを出荷することだ。この点についてAMDは深く後悔しているようだが、同社はその打撃の大部分をすでに受けている。
2008年に向けての朗報は、2008年の中ごろには順調に45ナノメートルのプロセッサを出荷できる予定だとAMDが述べていることである。つまりAMDは65ナノメートルから45ナノメートルへの切り替えという果敢な目標に向かって邁進することになる。この数字はチップの構造物の平均的な大きさを指しており、この数字が小さいほど多くのトランジスタを1枚のチップに集積できるためパフォーマンスが向上する。
AMDはまた、2009年には「Montreal」というサーバ向け8コアチップと「Swift」というノートPC向けチップを出荷する計画であることを明かした。Swiftは、PCプロセッサとグラフィックプロセッサを統合する「Fusion」プロジェクトの成果として誕生する予定である。
しかしAMDはいわゆる「Asset Light」戦略については一切言及しなかった。この件について同社は数カ月前から質問をかわしている。2007年になってAMDは、TSMCや現在のパートナー企業であるCharteredといったサードパーティーに対するチップ製造の外部委託を増やす計画を検討していることをほのめかしていた。しかし、製造とサプライチェーン管理担当シニアバイスプレジデントのDoug Grose氏は、AMDはその厳密な意味について話をする準備がまだできていないと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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