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[レビュー]ソニーが放ったヘッドフォンの決定打--超大口径16mm搭載の「MDR-EX700SL」 - (page 2)

堀江大輔(D☆FUNK)2007年12月10日 19時41分
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ソニー
内容:人気のインナーイヤータイプのヘッドフォンに、決定打とも言える製品が登場した。ソニーの「MDR-EX700SL」は、大口径16mmユニットを内蔵し、よりクリアで解像感のある音質が楽しめるハイエンドヘッドフォンだ。

新開発のイヤーピースは2種類のシリコン&7サイズ展開

 ではさっそく試聴していくことにしよう。まず、付属品の確認だ。

   
  • 本体以外の付属品は、キャリングケースと、1mの延長ケーブル、7種類のイヤピース

 

 付属品は、キャリングケースと、1mの延長ケーブル、7種類のイヤピース。高価格商品だけに、ヘッドホンを巻き取れるキャリングケースが付属してくる。ユニット部分を装着部に納めて巻き取るのだが、不器用な私だと、あまりぴったりと収まらない。値段を考えるともう少し高級感のあるデザインにして欲しかったような気も……。

 2種類の硬度のシリコンを組み合わせたイヤーピースも新開発。イヤーピースの芯部分には、硬い素材を使うことで、音の通路を保持。外側の部分は柔らかい素材を用いることでフィット感と密閉度を高めている。

 サイズはSS/S/MS/M/ML/L/LLの合計7種類を用意。直径だけでなく、高さも異なる種類を揃えているので、ぴったりなサイズが選べる。

 ちなみに筆者はMを使用した。フィット感はかなりいい。圧迫される感じもなく、しっかりと密閉してくれる。カナル型では、きちんと耳にフィットするイヤーピースを選ばないと低音がまったく聞こえなくなるので、自分にぴったりのものを選ぼう。

 このヘッドホンのおもしろいところはその装着方法だ。耳の穴にユニットを垂直に差し込むように装着する。通常のインナーイヤーやカナル型の場合、耳殻にユニットを載せる形になる。だが、大口径のこのヘッドホン。耳殻には収まり切らない。そこで考えたのが耳穴に垂直に挿すという方法だ。ユニット部が少し耳から飛び出す感じになるが不安定になることはない。

 では、気になる音質はどうだろう。試聴に使ったのは、ウエストコーストの重鎮、グラミーを4度受賞した怪物バンド「イーグルス」の28年ぶりの新譜「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」。シングルカットされた「ハウ・ロング」を聞いた。

 高級スピーカーブランドJBLの再生音が似合いそうな典型的なウエストコーストサウンドだが、グレン・フライとドン・ヘンリーのツインボーカルが入れ替わるのが聞きどころ。

 一聴して、分かるのは、圧倒的に音がクリアだということ。クリアといってもやたら解像感だけを重視させたキンキン音ではなく、ひとつひとつの音を正確に聞かせてくれる丁寧な音だ。

 低域も太く力強い。ただ大きくなるのではなく締まっていながらも太い響きが得られる。バスドラに付帯するエネルギー、厚い皮をキックしているという実感があるのだ。

 ボーカルはカリっと立ち上がる。ギター、ベース、スネア、シンバルなど、それぞれの楽器特有の倍音を広がらせながら、ボーカルがぶれることなくくっきりと立ち上がる。ボーカルが入れ替わって、声質がスッと入れ替わるところは鳥肌ものだ。

  • 耳穴に対してユニットを垂直に差し込むという独特の装着方法を採用している。安定感は良い

  • 付属のキャリングケース。ヘッドホンを巻き取って収納できるようになっている

  • イヤーピースのサイズは7種類。直径だけでなく高さも異なる。大きさごとに、芯の部分のカラーを変えているので、大きさを間違えることはない

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