11月21日、日本経団連から発表された報告によると、年末の大手企業のボーナスは総平均89万7000円になるそうです(2007年末賞与・一時金 大手企業業種別妥協状況より)。前年から少額アップした今年のボーナス、みなさんは一体何にお金を使うのでしょうか。
夏以降、ハイビジョンテレビやレコーダーなど、ボーナス商戦に向けて各社から新製品が続々と投入されました。ふだんは少し手を出しにくい高価格帯の家電製品も、ボーナスを機に購入に踏み切る方もいるかもしれません。
そこで今回は、ボーナス商戦で人気の家電は何かというテーマで、5つの質問をアンケート調査しました。冬のボーナス商戦をにぎわす売れ筋商品は何か。まず最初の質問は、ボーナスのうち買い物に充てる予算はいくらかを尋ねてみました。
●今年の冬のボーナスのうち、買い物予算はいくら?(択一)
1 | ボーナスをもらう予定はない | 39.3% |
2 | 3万円まで | 22.4% |
3 | 6万円以上〜10万円未満 | 12.2% |
4 | 3万円以上〜6万円未満 | 10.2% |
5 | 10万円以上〜15万円未満 | 6.1% |
6 | 15万円以上〜30万円未満 | 5.7% |
7 | 30万円以上〜60万円未満 | 2.5% |
8 | 60万円以上〜100万円未満 | 1.2% |
9 | 100万円以上〜 | 0.4% |
「ボーナスをもらう予定はない」(39.3%)との回答が最も多く、約4割に達しました。モニターを均等割り付けしているため、専業主婦の方などの割合も少なくないのですが、冒頭の経団連の発表とは裏腹に、低迷気味の景気を象徴するような結果です。残りの約6割が「ボーナスで買い物をする予定のある人」ということになりますが、ボーナスで「100万円以上」(0.4%)の買い物をする方が4人もいることには驚きです。
概括すると、「ボーナスをもらう予定はない」人が約40%、「10万円未満」の買い物をする人が約45%、「10万円以上」の高額な買い物をする人が約15%となります。つまり、ボーナスで買い物をする人は約6割で、その大半が10万円未満の予算だということがわかりました。
次の質問は、ボーナスの用途についてです。「ボーナスをもらう予定はない」と回答した方も含め、この冬の主なお金の使い道についてうかがいました。
●この冬のボーナスで買いたいもの(主なお金の使い道)は何?(複数選択可)
1 | 貯金 | 35.7% |
2 | デジタル家電(テレビやPC、ゲーム機など) | 31.6% |
3 | ファッション(洋服や時計など) | 30.0% |
4 | レジャー(旅行や食事など) | 29.8% |
5 | ローンの返済 | 14.5% |
6 | 投資(株式や投信など) | 6.6% |
7 | その他 | 6.3% |
8 | 白物家電(冷蔵庫や洗濯機など) | 5.8% |
9 | インテリア家具(ソファーやテーブルなど) | 5.4% |
10 | 自動車・バイク | 2.3% |
この冬のお金の使い方は、「貯金」(35.7%)をするという回答が最多の票を集めました。原油の値上がりなど、家計を逼迫する最近の経済状況が影響しているのでしょう。
貯金以外の使い道では、「デジタル家電(テレビやPC、ゲーム機など)」(31.6%)がトップです。ほぼ同数で「ファッション(洋服や時計など)」(30.0%)と「レジャー(旅行や食事など)」(29.8%)が続きます。これら貯金以外の上位3項目を見ると、生活必需品というよりは、個人の趣味としての色合いが強いです。つまり、冬のボーナスは趣味への投資に使われるようです。
なお、「インテリア家具」「自動車・バイク」「投資」といった高価な商品は下位でした。先の質問で、「10万円以上」の買い物をする人は約15%しかいなかったことが反映されているのでしょう。
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