jig.jpは12月4日、NECと共同で、高速赤外線通信「IrSimple」を利用したユビキタス情報受信アプリを開発し、そのデモンストレーションバージョンを「iEXPO 2007」および「TRON SHOW 2008」で公開すると発表した。
このほどjig.jpがNECと共同開発したのは、赤外線発信機に携帯電話をかざすことによって、そのものや場所に関連付けられているucodeを取得できる、ユビキタス情報受信アプリのデモンストレーションバージョン。
ucodeとは、ユビキタスコンピューティングにおいて個々のモノや位置などを識別するために使用するコードのこと。同じコードは二つとなく、流通するモノや場所にすべて異なるコードが割り振られ、ユビキタスIDセンターによって管理されている。
高速赤外線通信IrSimpleを利用することで、高速で大容量のデータ受信が可能。ucodeだけでなく、画像や動画など、その対象に関する詳しい情報を得ることができる。
ucodeを取得するツールとしては、すでにユビキタス・コミュニケータが知られている。jig.jpでは、今回の開発により、多くの人々が所有している携帯電話という身近なツールを利用しての、ucode取得の可能性を示したとしている。
なお、jig.jpでは、このアプリケーションを、ユビキタス環境の実現をテーマとした、12月5日より7日開催のiEXPO 2007と、12月12日より14日開催のTRON SHOW 2008にて展示する。
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