ソニーハンディカム「HDR-SR7/HDR-SR8」は大容量HDD内蔵ハイビジョンビデオカメラである。「HDR-SR7」は60Gバイト内蔵で最高画質のXPモードで約8時間、LPモードなら約22時間50分の録画記録が可能であり、「HDR-SR8」には100GバイトのHDDが内蔵され最高画質のXPモードで約13時間30分、LPモードなら約38時間10分の記録が可能だ。この二台のカメラ部は共通となっておりその違いは内蔵HDDの容量の違いと外観の色が「HDR-SR7」はシルバー、「HDR-SR8」はブラックの筐体となっている点である。レンズはカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」5.4〜54mm光学10倍(デジタル20倍)ズームレンズが搭載されている(35mm換算40〜400mm,16:9時)。手ブレ補正機構はレンズを動かしてブレを補正する光学式手ブレ補正を採用。動画録画時に加え静止画撮影時にも有効となる。
カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」光学10倍ズームレンズ搭載。35mm換算では40〜400mm(16:9時)となる。鏡筒脇には静止画用ストロボが用意されている
回転型電源スイッチを「入」からさらに時計回転にスイングさせることで動画と静止画のモードを切り替える。シルバーに赤丸が付いているボタンがスタート/ストップボタン。ビューファインダーは0.27型(16:9)/12.3万ドットで明るく見やすい。液晶モニターを閉じた時にだけ点灯する
液晶モニター部は2軸に回転。写真の状態は裏返して液晶画面を表にしているところ。液晶画面は2.7型(16:9)/21.1万ドット クリアフォト液晶プラスを採用。発色も自然でクリア。映り込みも少なく屋外でも見やすい。画面はタッチパネルになっていてメニュー等の操作を行う。液晶モニター枠に配置されているボタンでも「スタート/ストップ」「ズーム」「ホームメニューの表示」が可能
HD画像の記録はAVCHD規格(1440x1080/60i)を採用、映像圧縮にはMPEG-4 AVC/H.264方式を、音声はドルビーデジタル5.1ch(内蔵マイク)/2ch(外部マイク)を採用している。搭載撮像素子は1/2.9型有効画素数228万画素クリアビットCMOSセンサー。最低被写体照度は5lux(オートスローシャッターON、シャッター速度1/30s時)となっている。動画用広色空間の国際規格「xvYCC」に準拠した「x.v.Color」を採用し、従来の「sRGバイト」色域よりも広い色再現を可能としている(再生には「x.v.Color」対応機器が必要)。
外部出力端子はHD出力用にHDMIミニ端子とコンポーネントD端子の2系統、SD出力用にA/V OUT端子が本体に用意されている。音声用にはMIC端子とヘッドン端子がある。また同梱のハンディカムステーションにもコンポーネントD端子とA/V OUT端子が用意されている。
記録された画像をPCに転送するにはハンディカムステーションにカメラをドッキングさせ、ハンディカムステーションのUSB端子から付属の画像管理ソフト「Picture Motion Browser」をインストールしたPCへとケーブル接続させる。
「Picture Motion Browser」で転送保存された画像は撮影日付ごとの管理や簡単な編集、DVDメディアへの保存が可能だ。ただしAVCHD形式で書き込まれたDVDメディアはAVCHD再生に対応した機器でのみ再生が可能となる。現時点ではAVCHD再生に対応した機器は限られており、ソニーのPlaystation3かブルーレイディスクレコーダーなど。そこで現実的には「Picture Motion Browser」にてSD画質のDVDディスクを作成、既存のDVDプレーヤー等で鑑賞するというのが一般的だろう。AVCHD形式にて書き込んだDVDディスクは将来へのHD画質ビデオのバックアップとすればよい。
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