KipTronicはPodBridgeと競合する。同製品はメディアファイルがサーバにダウンロードされるときに広告を挿入している。この利点は、視聴者が入手するファイルはごく普通のメディアであり、視聴者の機器上で容易にプレイできるところだ。マイナス面は、ファイルがいったんダウンロードされた後は、KipTronicは広告主に対してその後どうなったかを知らせることができない点だ。例えば果たしてそれがプレイされたのか、あるいはどれほどの時間プレイされたかなどがわからない。
KipTronicはまた、その役割が純粋に広告挿入と分析であるという点が異なる。同社は広告を販売しない。これに対しPodBridgeは独自のネットワークを持ちながら、顧客が望むなら彼ら自身の広告主を持ち込むこともできる。
両社とも重要な問題に対処しているが、いずれもまだダウンロードメディアの広告ビジネスとして選ばれないように思える。KipTronicはあまりに多くのデータをとり残す一方で、PodBridgeはソフトウェアでコンテンツを閉じ込めている。
次も参照されたい:「YuMe」「PodTrac」「Ad InFuse」。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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