Songzaは新しい音楽の検索エンジン兼プレーヤーである。これまで見た中で、最も巧みな音楽ライブラリのインターフェースを備えており、実に楽しく使える。もっともこれには制限もある。
Songzaで音楽をプレイするには、バンド名や楽曲名を入力すると、結果のリストが表示される。このリストから直接、楽曲をプレイすることもできるし、プレイリストのキューに入れることもできる。また電子メールか自分のウェブページに組み込まれたHTMLコードを使って、楽曲をシェアすることもできる。
Songzaの楽曲はいずれもYouTube APIが発信元となっている。本質的には、Songzaは単なるYouTubeの音楽カテゴリに対応したオーディオプレーヤーであり、初めてこのサイトを見たときには、合法なはずがないと思った。しかしSongzaのScott Robbin氏は、同サイトはYouTubeに多くのトラフィックを送り返しており、利用者は楽曲上の「buy」リンクをクリックすることで、Google Checkoutにリダイレクトされると請け合った。これは本当のことだが、Checkoutが表示するものと、YouTubeがプレイするものが同一であるとは限らない。もし利用者がある楽曲のカバー曲をプレイしていて「buy」をクリックすると、Checkoutでリストアップされる最初の楽曲としてそのカバー曲が表示されない可能性は高い。
Robbin氏は、Songzaの開発者は「Creative Commonsのアーティストを統合し、彼らが直接販売できるように、リンクバックするように取り組んでいる」と私に語った。
このプロジェクトは、開発会社Humanizedにより運営されている。Robbin氏は、「巧みなインターフェースを保ちながら、リッチな機能を提供し、ハイパーリンクの向こう側には人生があるということを伝える良い仕事をすると思う 」と述べている。同氏の言うことは正しい。これは楽しく使うことができるし、インターフェースはクリエイティブかつ機能的だ。もしSongzaが気に入ったなら、「Seeqpod」もチェックしてみてほしい(「音楽プレーヤー8種類の比較」を参照されたい)。これはSongzaほど素晴らしくはないが、もっと多くのソースからの楽曲をプレイするため、音楽ジュークボックスとしては優れている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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