LG電子が日本市場に本格的に参入するに当たってリリースしたのがこの「chocolate」ケータイ。世界中ですでに1500万台以上の出荷を記録している、海外向けの戦略モデルと位置づけることができる。しかもchocolateシリーズの最後となるのが、NTTドコモからリリースされるL704iである。
ボディはシンプルなスライド式。 2.2インチのディスプレイのすぐ下にはソフトキーや十字キーが並んでいるが、ここには突起がなく、そのシンプルさに拍車をかける。表面の光沢のある加工がボタンによって崩されるパターンは多々あるが、L704iのようにボタンの突起や目地をなくす手法としてタッチキーを使う方法は大正解だ。
サイズは99mm × 48mm、厚さ18.3mm。昨今の薄型端末に比べるとやや厚めであるが、幅が50mm以下ということ、角が落としてあるデザインも相まって、握り心地はとても良い。背面は200万画素オートフォーカス対応のカメラと、それを取り囲むような金属質のパーツ、スピーカーなどが配置されるが、裏面もフラットでシンプルだ。
両サイドにはキーが配置される。右側面にはmicroSDスロット、ミュージックボタン、終話・電源ボタン(ボディ表面にないのは珍しい)、FOMA標準データポートと並ぶ。海外メーカー製ながら、これまでの充電器やデータケーブルがそのまま利用できる点はうれしい。左側面には左からイヤホンマイク端子、ページ送りのシーソースイッチ、マルチタスクボタン。端末上部は赤外線ポート、底面には着信を知らせるランプが付いている。
このランプは、LEDで光らせるようになっており、結構派手に光る。赤、青などの単色、白や黄色などを組み合わせたパターンなどは、端末のメニューからカスタマイズ可能だ。胸ポケットやカバンの中でも見つけやすいだろう。
さてこの端末を開くと、ディスプレイの下にあるタッチセンサー式のボタンに赤い光がともる。左右のソフトキー、十字キー、その中央の決定キー、通話ボタン、クリアボタンだ。前述の通り、終話ボタンは端末の右側面にあり、その代わりにクリアボタンが配置されている。ちょっと触っただけでも、特に違和感なく使いこなせるので心配ない。
触ると言えば、タッチパッドである。これに関しては後で述べることにする。
ダイヤルボタンはボタンの間が仕切りなく埋め尽くされているデザインになっており、互い違いの配色もオシャレだ。バックライトは透明感ある白いLED。浅めのタッチだがクリック感は程良くとても押しやすい。人気の出そうなタッチだった。
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