初のFacebookビジネス会議とブログによる教育支援

文:David Hornik 翻訳校正:アークコミュニケーションズ、谷口茜、國分真人2007年11月08日 08時00分

 私は今、インフルエンザで自宅療養中である。おかげでブログを書く時間はある。そこで、最近の話題を手短に紹介しよう。

 最初は、私の友人であるDave McClure氏が開催した「Graphing Social Patterns: The Business and Technology of Facebook」という注目の会議である。さまざまなビジネスのプラットフォームとしてのFacebookをテーマとするこのイベントには、Tim O'Reilly氏やReid Hoffman氏などそうそうたる講演者が集まった。シリコンバレーを席巻しているFacebook現象を1つのテーマでとらえる会議はこれが初めてである。この会議は、10月7日〜9日にサンノゼで開催された。VideoEgg主催のApp Campという会議も要注目だ。こちらはFacebookをベースに実際のビジネスをどう構築するかをテーマにしている。VideoEggは、すでにリッチメディア広告とソーシャルメディアビジネスの分野のエキスパートだ。それを考えると、App Campは実際にFacebookでどうもうけるかという興味深い議論の場となる。長い間、私はソーシャルネットワーキング(今どきの言葉でいえば「ソーシャルグラフ」)があらゆるアプリケーションでインフラストラクチャの中核になるだろうと発言してきたが、それを完璧に発展させたものがFacebookプラットフォームである。アプリケーションプロバイダーはソーシャルネットワーキングのインフラストラクチャ全体をFacebookに任せ、その上のアプリケーションに専念できるようになったのだ。このようなアプリケーションとビジネスが今後どう進化していくのか楽しみである。

 せっかく天気のいい日に自宅にいるのだから、話題をもう1つ提供しよう。それは「All Thihngs Digital」のKara Swisher氏による冒険の旅だ。目指すのはYahoo!のCEOであるJerry Yang氏との昼食である。Swisher氏によれば、Yahooの広報に取材を申し込んだがYang氏に取り次いでもらえなかったので、別の手段を講じることにしたという。Yahooは「DonorsChoose Blogger Challenge」に協賛しており、ブログの読者から寄付を集め、DonorChoose.orgを通して学校プロジェクトに最も多額の寄付をしたブロガーをYang氏との昼食に招待すると発表している。Swisher氏はこの栄誉を勝ち取ってYang氏と食事をし、それをビデオに撮影しようともくろんでいる。DonorsChoose Blogger Challengeは、意義のある学校プロジェクトを支援する画期的な方法だ。しかし、私は出遅れてしまったので、自分で直接参加するよりも、すでに資金の提供先として優れたプロジェクトをいくつか選んでいるSwisher氏を支援する方がよさそうだ。この意義深い活動に興味のある方は、ここをクリックしてSwisher氏のDonorChooseページにアクセスしてほしい。

 心よりみなさんの健康をお祈りし、インフルエンザの予防接種を強くお勧めする。

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