米国時間11月2日、開発者たちを束の間喜ばせる出来事があった、2008年に最終版のリリースが予定されている、「Windows Vista」初のサービスパックについて、テスト版が入手できそうだという情報が流れたのだ。
気づいたのはハイテク系ディスカッションサイトのNeowin.netだった。Neowinへの投稿によると、Microsoftの開発者サイトMSDNに、「MSDN Subscriber Downloadsから『Windows Vista SP1』の最新のテスト版がプレビューできる」との告知が出たという。またMSDNには、「SP1のテスト版では、信頼性とパフォーマンスの問題に取り組み、新しいハードウェアおよびいくつか新しい標準のサポートも追加している」とも書かれていた、とNeowinは述べている。
同SP1のテスト版は、非常に限られたベータテスターにしか提供されておらず、Microsoft外の開発者に広く公開されているものではなかったため、これが本当なら画期的な出来事だった。しかしMicrosoftは2日遅くに、そのような文章が掲載されたのは、MSDNに若干の混乱があったためで、テストコードのリリースもなければ、その予定もない、と述べた。
同社はCNET News宛ての声明文で次のように述べている。「『Windows Vista SP1 RC Preview』(リリース候補版プレビュー)に関するMSDNの告知は、誤って掲載されたものだ。MSDNは本日コードをリリースしていないし、誤った告知文もMSDNのサイトから取り除いた」
過去を振り返ってみれば、Vista SP1に関して同社がこのような間違いを犯すのは今回が2度目だ。
Microsoftによると、リリース候補版(RC)の提供計画はあるというが、詳細が明らかにされることはなく、近日中というわけではなさそうだ。同社は、2008年第1四半期にサービスパック最終版をリリースする目標で取り組んでいる、と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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