Microsoftは、「Vista Service Pack 1」のベータ版がすでにリリースされたという報道につながった電子メール本文中にタイプミスがあったと主張している。実際には、Vista SP1のリリースについて、正式な日付はまだ発表していないという。
Vista SP1リリースに関する騒動は7月17日にはじまった。WinBeta.orgが、「MicrosoftはVista SP1のベータ版をリリースした」と記したMicrosoftのWindows Driver Kit(WDK)チームの電子メールを掲示したためだ。
「新しいWDKビルドベータ版をConnect上でダウンロードできる。今回のWDKベータのConnectでのリリースは、Vista SP1 Previewのベータリリースと同じタイミングで行われた」と電子メールには書かれている。
この掲示をニュース機関やブロガーが取り上げたため、WDKチームは7月17日に再度電子メールを送り、当初の電子メール本文にはタイプミスが含まれており、ビルドリリースは予定されているWindows Server 2008向けのものだ、と修正した。
WDKが再送した電子メールには、「前回の通知にてタイプミスがあり、参照したOSが間違っていました。お詫びします」と書かれている。「Vista Service Packの提供について混乱を招くつもりはありませんでした。現在Connectにて提供しているWDKビルドは最新のWindows Server 2008向けです」
Microsoftは7月19日、下記の声明文をZDNet UKに送り、訂正を確認した。
「将来Windows Vista Service Packを提供するだろうが、提供時期に関する詳細についてまだ明らかする段階ではない。サービスパックは通常のソフトウェアライフサイクルの一部だ。サービスパックは、継続的な改善に向けたわれわれのコミットメントの一部として、Microsoft製品すべてで提供されている。また、テストビルドを早期的に提供することは、標準的な手法として、顧客からのフィードバックを取り込むことや製品の全体的な品質を改善することに役立っている。当該のサービスパックの開発には担当チームが懸命にあたっており、現状では、ベータが提供されるのは、年内のいずれかの時期だろうと予想している」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」