インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月29日、SBシステムが発明した、ファイルをビット単位に分割して安全に保存する情報セキュリティ技術に係る特許の専用実施権を取得したと発表した。
今回、専用実施権を取得したのは、「電子情報保存方法及び装置」「電子情報分割保存方法及び装置」「電子情報復元処理方法及び装置並びにそれらのプログラム」の内容全てについてで、専有実施権の範囲は日本全国となっている。
同技術は、電子情報を複数のデータに分割し、多数のダミーデータと共に保存するもので、分割データは、ダミーデータの中に埋没させて秘匿しており、分割された複数のデータがそろわなければ、元の電子情報は復元できない仕組みになっている。
所有者の意志に反して電子情報を持ち出された場合でも、元の電子情報を復元できないため、情報の漏洩を未然に防ぐことができるという。
IIJでは今後、同技術を利用したセキュリティサービスの開発を積極的に行うとともに、同技術を幅広く市場に提供するとしている。
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