iPhoneの発売日ほどでないにしろ、サンフランシスコのApple StoreのStockton Streetには米国時間10月26日、Appleの最新版Mac OS X「Leopard」を手に入れようと、何百人もの人が列を作った。
発売時刻(午後6時)の30分前には、列がStockton Streetの角を曲がったO'Farrell Streetにまで伸びていた。6月29日のiPhone発売時に比べて列の長さは3分の2といったところか。AppleやAmazonのサイトでプレオーダーして、列に並ぶ時間をインストールに充てられるというのに、ここにいる人たちは何時間もここに並んでいたのである。
列の最初に並んだTyler Howarthさんは、プレオーダーした人たちについて「それは野暮」と述べる。 San Francisco State Universityの学生である彼は、午後2時から列に並んだが、3時くらいまで列はできなかったという。iPhoneの値下げ問題でAppleから受けとった100ドル分のクレジットを購入に充てる予定だ。彼はMacBook Proをアップグレードするのだという。
Apple Storeの従業員は、列に並んだ人たちに対し、無料のコーヒーを振る舞い、最初の500人にはTシャツが配られた。
列に並んだ人たちの一部は、Leopardを早いうちに購入する唯一かつ重大な理由は「Time Machine」だと述べていた。もっと、そういう彼らのほとんどはこれまで定期的にシステムのバックアップをしてこなかったと恥ずかしそうに告白する。
こんな列の近くをたまたま通りかかった人たちは、ぽかんと様子を眺めていた。
Appleの小売売上は今日こそは好調だろうが、Leopardがどれだけの売れ行きを示すかを見極めるにはもう数週間必要だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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