DellがついにオールインワンPC市場に参入する計画のようだ。米連邦通信委員会(FCC)が米国時間10月24日朝に掲載した情報から明らかになった(PC JointとGizmodoもすでに報じている)。
Dellの「XPS One A2010」は、Gatewayの「Gateway One」やソニーの「VAIO LT19U」、Hewlett-Packard(HP)の「HP TouchSmart」に続いてAppleの「iMac」に対抗する液晶一体型オールインワンWindows PCに加わることになる。
報道によると、DellはBlu-ray Disc書き込みに対応したドライブ、802.11n無線LAN、Bluetooth、テレビチューナーのオプションを用意される予定。Gateway Oneなどメインストリーム寄りではなく、VAIOなどハイエンド向けの市場を狙っている。これらの仕様を考慮すると価格は新機種のデスクトップPC「XPS 420 Desktop」と同程度の1500〜2500ドル(オプションにより変動)と予測されるが、小型筐体の放熱管理と省スペース化のためにコストがかさみ、さらに高価格になる可能性もある。
すでに述べたように、Dellが報道されているスペックでこのシステムを発売すると仮定すると、ほかの大手デスクトップPC製造業者もこぞって手ごろな価格のオールインワンPCを出してくると考えられる。特に格安なPCを探しているわけでもなく、ゲーマーでもなく、さらにビデオ編集もやらないなら、これらのPCにはユーザーが必要とするあらゆる機能がそろっているように思える。すると再び、これまでのミッドレンジのデスクトップPCの目的は何なのだろうという疑問がわいてくる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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