StumbleUponの新機能「SearchReviews」--検索サイトなどのページ上に格付けを表示

文:Rafe Needleman(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、高森郁哉2007年10月23日 19時35分

 面白いウェブサイトの発見に役立つサービス「StumbleUpon」は米国時間10月23日、新機能「SearchReviews」をリリースした。この新機能により、StumbleUponは効率良くサイトを見つけるという従来の役割を超えて、日常的なブラウジング体験の一部となる可能性がある。SearchReviewsを使うと、大手検索エンジンの検索結果ページや、「Wikipedia」「Google Reader」「Flickr」「YouTube」といったコンテンツサイトを閲覧する際に、StumbleUponの格付けなどの情報が表示される。

 ユーザーがStumbleUponのツールバーをブラウザのプラグインとして導入すると、これらのサイトの検索結果ページのあとに、StumbleUponコミュニティーでの人気度を示す小さなアイコンと、好意的な格付けの数、格付けを行ったユーザーのハンドルネームなどが表示されるようになる。

 新機能により、検索結果の表示ページの見方が変わる。検索サイトが独自の価値基準で並べた大量のリンクを漫然と眺めるのではなく、実在のユーザーによる評価を示すStumbleUponの小さなアイコンを手がかりに、素早く全体をチェックできるようになる。友人が格付けしたサイトに遭遇したら、ますますそのサイトを見てみようという気持ちになるだろう。

 自分がすでに格付けしたページが検索結果に表示された時は、アイコンのリストにある格付け(親指を上に向けた「支持」サイン、または親指を下に向けた「不支持」サイン)を見て、以前に自分がどう評価したかを思い出せる。

 SearchReviewsは、いくつかの理由から、Hakiaが提供するソーシャルサーチよりも優れている。最も重要なのは、検索エンジンを乗り換える必要がない点だ。StumbleUponの新しいアイコンは、すでに利用している検索ページやサイトに表示される。Hakiaと同様に、StumbleUponもディスカッションページにリンクしているが、Hakiaと違って、ページを気に入っているユーザーのリストなどほかのソーシャルデータを入手できるので、そのユーザーが他にどんなページを気に入っているかも確認できる。

 この新機能により、StumbleUponのソーシャルネットワークの価値は格段に上がる。これに合わせて、StumbleUponでは、人気のウェブメールサービスや「Facebook」から友人リストのインポートを可能にし、他のネットワークの友人をネットワークに容易に追加できるようにした。また、今回のアップデートで、「Outlook」の連絡先のインポートも可能になっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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