携帯音楽プレーヤーの代名詞「iPod」が、久々にモデルチェンジを行った。「iPod」は「iPod classic」と名前を変え、さらに、「iPod touch」などの新機種も登場し、大きな話題を集めた。
だが「iPod」が何度もモデルチェンジしようとも、音質が飛躍的に向上したという話は聞かない。もっぱら機能面がフィーチャーされ、音質はヘッドフォンや、iPod対応のコンポなど周辺機器に頼ることになる。
高音質に「iPod」が聞けるコンポとして、ボーズの「SoundDock」を第1に上げても、異論を唱える人はいないだろう。コンパクトサイズなのに、想像以上に豊かな音響を楽しめるシステムとして、ボーズの「SoundDock」は定番としての評価を得ている。
そんな「SoundDock」に3年ぶりとなる新機種が加わった。それが今回紹介する「SoundDock Portable」。「Portable」という名の通り、従来の「SoundDock」との最大の違いは、新たに充電式のバッテリを搭載したことだ。
フル充電すれば、約3時間、フルボリュームで再生できる。さらに、本体の背面には、持ち運ぶために、指をかけるキャリングハンドルが用意されている。重量は約2kg。女性でも楽々と移動できるだろう。
また従来の「SoundDock」には搭載されていなかった、外部入力端子も1系統備える。「iPod」以外のデジタルプレーヤーやCDプレーヤー、PCなどもつなげ、汎用性の高いスピーカーとして利用できるようになった。
リモコンは従来のカード型から、表面をラバー加工したタイプに変わった。電源のオン/オフ、再生、一時停止、トラックの選択、ボリューム調整などが行えるほか、今回からiPodのプレイリスト選択もできるようになり、気分にあわせて、曲を切り替えるのも簡単になった。
「SoundDock」と比較する価格は1万円ほど高くなる。だが、ポータブル化されたことで、リビングやダイニング、ベッドでも、どこでも好きな場所で楽しめる。
さらには、アウトドアでも、iPodをジュークボックスにして音楽が聴ける。使えるシチュエーションが増えることを考えたら1万円の価格差は正直安いと思う。
また、「iPod」を接続するクレードル部分は、回転させて本体に収納することも可能。持ち運ぶときにも邪魔にならず、ホコリも入りにくい。PCや他のデジタルプレーヤーを接続したときにも、スッキリしたデザインのスピーカーとして使える。
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