「Xacti」といえばグリップスタイルと挙げられる程、その大きな特徴は独特な撮影スタイルにある。
液晶モニタを開きピストルのように構えるそのスタイルは、時にシューティングと形容される撮影そのものに直結するスタイルといえる。この「DMX-HD1000」においてもそのスタイルは継承されている。
その上でさらに研究を重ねた結果、グリップとレンズの付く角度などを最適化させた「新エルゴノミクスデザイン」と呼ばれるデザインを採用することで撮影時の腕への負担を最小限に抑えることが可能となったという。その効果は実際にDMX-HD1000を手に構えることでよくわかる。
同じくハイビジョン機である「Xacti DMX-HD2」と比べるとひと周りも大きくなった感のあるDMX-HD1000だがフォールディングは自然で安定感がある。重量もDMX-HD2と比べると約76gほど重くなっているのだが、全体のバランスが良いのか、さほど気にはならない。
ただし純粋に重さ・サイズをDMX-HD2と比べてしまうとやはり大きく重く感じる。特にレンズ鏡筒部分の太さには驚くのだが、これは開放F値1.8(ワイド端)の大口径レンズを搭載したことによるものだろう。おかげで今までのXactiのように気軽にポケットに、という訳にはいかなくなってしまった。
DMX-HD1000の液晶モニタはDMX-HD2の2.2型の約15万画素TFTから2.7型の約23万画素TFTへと変更された。画像の再現性も良く、大きくなった分、メニュー画面が特に見やすくなった。
カメラ設定はすべてこのモニタに呼び出したメニューから行うので、文字サイズは少しでも大きく見やすくなってくれた方が良い。カメラとしての使いやすさは、このようなところで大きく左右されるのだ。
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