[レビュー]音楽時々ビデオ、所によりYouTube(第1回)--アップル「iPod touch 16Gバイト」 - (page 3)

Apple
内容: iPodがスタイルを大きく変えて登場した。クリックホイールを捨て、すべてディスプレイの表面とスマートなタッチ操作を実現するインターフェースを備えたiPod touchがそれである。実のところすでにiPhoneを触った僕としては、大きな驚きはなかったが、ケータイであるiPhoneとは違うクライアントとしてのミライを感じることになった。今回は、3回に分けてお伝えする。

ずっと触っていたくなるインターフェース

 ユーザーインターフェースとは、人間とマシーンの間に介在し、人間の意志をマシーンに伝えるための伝言役だ。往々にして、説明や経験が不要で利用できるインターフェースはなかなかなく、またできることならインターフェースを介在させない方がよい。

 しかしiPod touchの最大の特徴は、画期的なタッチパネルを利用したインターフェースであり、なかなかチャレンジングな製品であると言える。Multi-touchと名付けられたこのインターフェースは、搭載されているOS Xと相まって、触っていて楽しくなるレベルでまとめられているからそのできには目を見張るモノがある。

  • 同期作業中。スライドスイッチでキャンセルできる

  • 初めての人には最初の難関。スライドスイッチでホールドを解除する

  • iPod touchのメニュー

 iPod touchを初めてiTunesに接続し、一通りの同期が終わると、画面上には「ロック解除」の文字が左から右には以来とされるアニメーションと、ヴァーチャルなスライドスイッチが現れる。このスイッチを左までスライドさせると、ホールドが解除される。これがいきなり難関だったりする。

 ホールドを解除すると、iPhoneでもおなじみのトップ画面が現れる。画面の下部、Mac OS Xで言うところのDockのような部分には、ミュージック、ビデオ、写真、iTunesのアイコンが並び、画面上部にはSafari、YouTube、カレンダー、連絡先、時計、計算機、設定のアイコンが並ぶ。ちなみにウィジェットは少なくとも9個は入るスペースがあり、今後拡張されることが予想され、楽しみだ。

  • アーティストのリスト。指ではじくとリストが慣性を持って回る

  • 右端をスライドさせると、アルファベット単位でスクロールし、高速な検索が可能

  • 再生中。縦型に構えている場合は、ジャケットが画面いっぱいに表示される

>>iPod touch(第2回)レビューはこちらから

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]