ユーザーインターフェースとは、人間とマシーンの間に介在し、人間の意志をマシーンに伝えるための伝言役だ。往々にして、説明や経験が不要で利用できるインターフェースはなかなかなく、またできることならインターフェースを介在させない方がよい。
しかしiPod touchの最大の特徴は、画期的なタッチパネルを利用したインターフェースであり、なかなかチャレンジングな製品であると言える。Multi-touchと名付けられたこのインターフェースは、搭載されているOS Xと相まって、触っていて楽しくなるレベルでまとめられているからそのできには目を見張るモノがある。iPod touchを初めてiTunesに接続し、一通りの同期が終わると、画面上には「ロック解除」の文字が左から右には以来とされるアニメーションと、ヴァーチャルなスライドスイッチが現れる。このスイッチを左までスライドさせると、ホールドが解除される。これがいきなり難関だったりする。
ホールドを解除すると、iPhoneでもおなじみのトップ画面が現れる。画面の下部、Mac OS Xで言うところのDockのような部分には、ミュージック、ビデオ、写真、iTunesのアイコンが並び、画面上部にはSafari、YouTube、カレンダー、連絡先、時計、計算機、設定のアイコンが並ぶ。ちなみにウィジェットは少なくとも9個は入るスペースがあり、今後拡張されることが予想され、楽しみだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」