[レビュー]iPodの本流--ユーザーインターフェースを一新したアップル「iPod classic」 - (page 2)

Apple
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内容:人気のiPodファミリーのラインアップが刷新された。iPhoneライクなiPod touchや、液晶が大型化したiPod nanoばかりに目が行きがちだが、本流のiPod classicも大きく進化を遂げている。とくに、従来モデルより倍増したHDD容量や、一新したユーザーインターフェースなどは要注目だ。

オーディオ性能は前モデルを踏襲

 オーディオプレーヤーとしての基本性能は、従来から大きな変更はない。対応するフォーマットも同じ。AAC、MP3、Apple Lossless、WAV、AIFF、オーディオブックのAudibleなどを再生することができる。

  • 対応フォーマットなどは前モデルから変更はないが、各楽曲の再生画面で決定ボタンを何度か押すと、シャッフル再生を選べるようになった

 音質に関しては、音づくりが若干変わったような印象を受けるが、全体的には前世代と大きな差は感じない。ちなみに、HDD搭載型のiPodシリーズの場合、以前のモデルではディスクにアクセスする際にヘッドフォンにノイズが入ってしまうことあった。また、曲間の無音部分でホワイトノイズが目立つこともあった。

 しかし、このあたりの欠点は、前モデルで改良されており、今回のモデルでもノイズが気になることはまったくなかった。

  • Apple純正のiPod Camera Connectorを接続すると、「サポートされていません/サポートされていないアクセサリです。」という表示が出て使用することができない

 比較的ノイズを拾いやすい低インピーダンスのイヤフォンで聴いた場合でも、シークノイズやホワイトノイズはまったく聞き取れない。静かな環境で聴く場合でも気持ちよく音楽を楽しめるはずだ。

 ビデオや静止画、そのほかの付加機能に関しても、ほぼ従来通り。ただし、今回ソフト面に大きな変更が加えられているためか、前モデルまでは使えたアクセサリの一部が使用できなくなっている。

  • Dockなどは従来のものがそのまま使用できる。Dockアダプタも前世代のものがそのまま流用できる

 たとえば、デジタルカメラを接続してiPodに撮影画像をコピーできるiPod Camera Connectorの場合、「サポートされていません/サポートされていないアクセサリです。」という表示がでて使用することができない。

 今後、ファームウェアのアップデートで対応する可能性は残されているが、Apple純正のアクセサリなのだから、できれば出荷開始時に対応しておいてほしかった。

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