「I demand an explanation for these shenanigans. What do you have to say?(これらいたずらの説明を求める。なにか言っておくことは?)」、もしあなたがYouTubeのヘビーユーザーであれば、もうじきこのフレーズをそこかしこで耳にすることになるかもしれない。
Google傘下の動画共有サイトであるYouTubeは米国時間10月1日、「Project Direct」という新しい取り組みを発表した。これはHewlett-Packardがスポンサーのフィルムコンテストで、2分〜7分の動画作品を募集している。応募作品のうち、20作品が最終選考に進む。最終選考の選出は、映画「サンキュー・スモーキング」の監督であるJason Reitman氏をはじめとしたパネルが行う。優勝者は最終的に20作品の中から、YouTubeユーザーの投票によって選ばれる予定となっている。
このコンテストには一風変わったガイドラインが3つ、Reitman氏の要求により指定されている。1つ目がフィルム内の登場人物が自分の成熟レベル以上の状況に直面すること、2つ目が前述の「I demand an explanation for these shenanigans. What do you have to say?(これらいたずらの説明を求める。なにか言っておくことは?)」という台詞を会話のどこかに含めること、3つ目が登場人物が写真をほかの登場人物に渡すワンシーンを作ることである(おそらく3つ目はHPのイメージングおよびプリンティンググループを配慮してのことである。同部門は積極的にこのコンテストを推進している)。
このコンテストは10月7日の日曜から11月9日の金曜まで開催され、ブラジル、カナダ、フランス、イタリア、スペイン、英国、米国から作品を募集する。作品は英語の台詞か英語の字幕が入っている必要がある。優勝者は5000ドルの賞金とYouTubeのウェブサイト内に特設スポットが設けられるほかに、HPのゲストとして国際映画祭(どの映画祭かは明記されていない)へ招待される予定だという。優勝者はまた、「驚くような産業イベント」に出席し、インディーズ中心であるFox Searchlight Productionsの製品幹部らとミーティングを持つことができるという。同社はサンキュー・スモーキングとReitman氏の次回作である映画「ジュノー」をリリースしている。
このコンテストが上記7カ国のYouTubeユーザーからの応募に限定されている理由について、同社は声明で、「全世界のユーザーがProject Directに参加させることができればと思うが、コンテストを開催することについて国々で法律が異なるし、世界中の誰もが公平で同様に働くルールを規定したコンテストを考え出すことはできない」と述べる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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