ニワンゴは10月1日、ニコニコ動画の開発者ブログにて、サイバーエージェントが運営する動画共有サイト「AmebaVision」が対応サイトから外れたことを明らかにした。
ニコニコ動画では、ニワンゴが運営する「SMILEVIDEO」のほか、AmebaVision、ウノウが運営する「フォト蔵」にアップロードした動画を登録することができたが、10月1日のメンテナンス後にAmebaVisionを対応から外している。
これについてサイバーエージェントでは「仲たがいをしたわけではない、あくまで運用上の問題」とコメントしている。
SMILEVIDEOにアダルト動画や著作権的に問題のある動画をアップロードし、アカウントを削除されたユーザーが、AmebaVisionのアカウントを取得し、同サービス経由で同様のコンテンツをアップロードし続けるというケースが多くなっていたのだという。そこで、AmebaVisionの運用を見直すためにも今回のタイミングで一度対応を打ち切ったというのが対応を中止した理由だという。
負荷の問題が原因ではなかったのかという質問に対しては、「ニコニコ動画への対応を開始した当初は負荷の問題があったがエンジニアの努力で今はない。むしろトラフィックを誘導してくれるというメリットがあった」と説明する。
今後両社はブログサービス「アメブロ」などを通じてサービス連動を行うことを検討しているが、具体的な内容については今後話し合っていくとしながらも、「今後はアメブロとニコニコ動画が、『ブログと動画投稿サイト』という関係で提携することを目指す」としている。
また、今後AmebaVisionが独自に動画投稿サービスを拡張していく可能性については「AmebaVisionは動画投稿サイトというほかにブログサービス『アメブロ』ユーザーの動画ストレージの意味合いがある」と説明。具体的な発表はないものの、アメブロのユーザー向けに新機能を提供する方向であることを語った。
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