デザインから見るデジタルプロダクツ--第10回:ソニー「Rolly SEP-10BT」 - (page 3)

インタビュー・文:木村早苗2007年10月05日 17時34分
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数mmの違いでやり直し、最適サイズから音を決める


--それだけの思いや技術をこのサイズに詰めこむのは、相当大変だったのでは。

大口 このサイズはバッテリとスピーカー、モーター6個の内容物からするとギリギリなんですよ。だから動きか音か、どちらを取るかで苦労しましたね。スピーカーの容積は直接音の善し悪しに影響されるからそっちを中心にして可動部を減らそうとか、動きは6個欲しいから形を変えようとか、さまざまな意見がありました。

 またバランスの取れたモックができたと思ったら、一回り大きくて手に持った感触が全然違う。数字上では数mmの違いなのに、ユーザーインターフェースの面から見るとダイヤルが女性の手では回せない、とまったく違う操作性になってしまう。かなりやり直しにしましたね。

沢井 この時は目標値を定めるためにサイズ違いのモックをたくさん作りました。みんなで実際に持って最適サイズを決めて、音をそこに合わせていこうと。でも僕が「これだ!」と思ったモックを持っていったのが、実はかなり設計が進んだ段階で……。

 その時は「もうこれ以上小さくならないよ」っておこられたんですけど、限界だと思っていた彼らもさらに挑戦を重ねることで、この小ささまでできました。

大口 設計はどこまでこだわるかが問題なんです。みんながあのサイズでなくちゃって話になれば、小さくするためのアイデアも出てくる。それとあとは執念ですね(笑)。

サイズ比較 Rolly製品版(左)サイズ検討用のモックアップ(右)

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