まずは注目のカスタマイズ機能に飛びついてしまったが、ベーシックな部分でのLibertouchはどうなのだろうか? 実はこれが、カスタマイズとは関係なくすばらしいものなのだ。標準状態のLibertouchはキー荷重が約45g、キーストロークが3.8ミリとなっている。キートップのサイズや反り具合などは、標準的な範疇である。ちなみにキーは108キーで、Windowsキーが左に1つのみ、右はアプリケーションキーが1つある。
キーを押した感覚は軽くスムーズで、ストレートな印象だ。クリック感はなく、底までスッと押せるのだが、軽薄な雰囲気ではない。こういう表現が適切かどうかは疑問もあるが、真っ先に思いついたのは「シルクのようなキータッチ」という言葉である。押せばスッとキーが下がって入力され、底を打つ際に不快感はなく、何より静かなのがいい。
ライターという商売柄、私自身はキーを叩くように打つのだが、Libertouchを使っているとかなり静かに文章が書ける。静かなことでストレスは軽減されるし、キータッチがスムーズで底を打つ感覚がいいので、疲れることがない。非常にバランス感覚のいい、快適なキーボードだと思った。
ちなみに底を打つ際の安定感は、底に入っている分厚く重い、2枚のプレートの存在が大きく影響している。この2枚のプレートがあるため、Libertouchは安定し、全体の剛性感がアップしている。安価なキーボードの場合、キーを叩く衝撃が吸収しきれず、その衝撃が振動や騒音になったりして、不快感につながる。ところがLibertouchの場合は、それがほとんど生じないのだ。
そのほかの特長として、Libertouchの背面にはUSB1.1対応のポートが1つ用意されている。LibertouchはUSB接続のキーボードなのだが、このポートでHUB機能を提供しているのだ。もちろん使い道は自由だが、多くの人はUSBマウスの接続に使用するだろう。このほかケーブル長が1.6メートルと、十分に確保されていることなども特長といっていい。
だが、Libertouch最大の特長は「静かでスムーズ、快適な使用感」にあり、ユニークな点は「カスタマイズ可能」な点にある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境