旅行マニアにとって非常に便利なサービスとなる可能性を秘めた「TripIT」が登場した。ここに自分の電子的な(航空会社、レンタカー会社、ホテル、その他からの)旅行確認書を転送すれば、すべての情報が1カ所に集められ、情報が解析され、地図、天気、(「Eventful」からの)イベントや(「Flickr」からの)目的地の写真といった関連情報が付加される。同サービスが目指しているのは、印刷された確認書類を、関連情報のすべてを備えたひとつのオンラインページに置き換え、利用者のためにきれいに整理することだ。
TripItの「Itinerator」はソーシャル機能も備えている。同じ目的地に出かける旅行仲間を設定すれば、すべてのデータが1カ所に集められ、もし望むなら、その仲間と旅行日程表を共有することができる。
参加中の「TechCrunch 40」でヒントを得たのだが、非常に大事だと思うのは、個人の旅行ページにモバイル端末からアクセスできるようにすることである。TripITで本当に信頼できる携帯アウトプットが、コンピュータからのプリントアウトであるとしても、便利なリンク(地元のタクシー会社、現在の天気、その他)を備えたモバイル対応のウェブページが個人向けに自動的に作成されれば、これはなおさら価値を増すであろう。
TripItが単独で消費者に対応する会社として持続できるかどうかはわからない。サービス自体は実に便利にみえるが、「Travelocity」や「Orbitz」といった予約サイトに組み込まれることを願う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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