われわれのお気に入りサイトのひとつである、航空運賃の予想サイト「Farecast」が手を広げ、米国時間8月29日、ホテル価格を予想する機能のベータ版を公開した。このサービスは米国の旅行先トップ30について利用することができる。
Farecastは提携サイトの「Orbitz」「Cheaptickets」そして「Reserve Travel」のデータ目録と独自の履歴データベースを利用し、探しているエリアでどのホテルがお得か、どれがそうでないかを教えてくれる。さらに航空運賃と同じで、滞在日程を変更すればどのホテルの価格が安くなる可能性があるかを示してくれる。
Farecastでは、Microsoftの技術を採用したマップ上で、検索条件に合致したホテルを表示する。お得な予約ができるもの(特定のホテルで予約価格が通常より安いというような場合)は、赤く色分けされている。割高なものは、青で色分けされている。どれでもひとつホテルをクリックすると、価格が旅行前後でどのように変動するかを示すグラフが表示される。
Farecastでは、価格自体で色分けするのではなく、歴史的平均の割引率から色分けしているところが興味深い。したがって400ドルの予約価格が、200ドルのホテルよりも「お得」だという場合もある。もっとも、このような高価な宿は、5つ星ホテルである可能性が高い。他方で安い部屋はロケーションが劣るなどの場合がある。
このシステムでは視覚的に、割高な時期に旅行しているかどうかを教えてくれる。表示されたホテルが割高な場合、価格を押し上げるようなイベントがその町で開催されている可能性が高い。FarecastのMike Fredgen氏は、同サイトでは地元イベントに関するデータも用意しているが、その情報は今回のベータ版では表示されていないと語っていた。
この新しいホテル価格の検索機能は非常に便利であり、Farecastはそのデータと予想の表示で極めて優れた仕事をみせてくれる。次回の予約の際には利用されることをお薦めする。
(ひとつぜひ加えてほしいと思うのは、Farecastの航空運賃システムとの統合だ。このサイトが航空運賃とホテルの情報を組み合わせ、最適な旅行日程選びに役立つようになれば、なおさら便利になるだろう。それも計画に入っていると、Fridgen氏は述べていた。)
これも多少関連している:「Rentometer」と「Zillow(前記事)」。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」