Salesforce.comは米国時間9月17日、現在提供しているウェブベースの開発プラットフォームを拡張した。オフラインの従来型開発ツールに匹敵する新たなプラットフォームと同社では述べている。
Force.comと名付けられたこの新しい開発プラットフォームは、ホステッドウェブアプリケーションを構築するためのツールとホステッドサービスから構成される。
また、Salesforceは、Force.comにVisualforceというサービスを導入し、アプリケーションユーザーインターフェースのカスタマイズを可能にした。
Visualforceは既存の開発者指向のサービスを補完するが、これらサービスには、Salesforce.comのプラットフォーム上で動作するアプリケーションを簡単に作成するための言語Apexも含まれる。
Visualforceにより、同社が提供するホスティング方式の開発プラットフォームはJavaや.Netより強力になる。その意味で、このユーザーインターフェースサービスの導入は重要である。同社の開発者向けマーケティング担当副社長Adam Gross氏はVisualforceについてこのように説明している。
Salesforce.comのアプリケーションは、これまで営業担当者を中心に販売されてきたが、Force.comではITマネージャーと最高情報責任者がターゲットとなる。
「このユーザーインターフェースレイヤにより、当社のサービスは新たなユーザー層と新たなデバイスにまで広がることになる。(これまでのSalesforce.comアプリケーションの顧客とは)異なる人々によって異なる理由で導入されることになるだろう。それは、.NetやJavaの導入を判断した人たちだ」
Visualforceのテクノロジープレビューは、2007年第4四半期から予定されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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