ウタゴエは9月13日、楽曲検索技術を活用した携帯電話向けゲーム「はなワザ」を公開した。鼻歌のうまさが点数とランキングで表示され、音感の良さを競う。
ウタゴエは2001年に創業したベンチャーで、音声認識技術を元に鼻歌で楽曲を検索できる「うたごえ検索」という検索エンジンを開発している。はなワザはうたごえ検索を応用したサービスだ。
ユーザーはサイト上で提示された課題曲を鼻歌で歌い、その様子を動画で撮影してメールで送信する。すると数秒後に採点結果がメールで届き、そのメールに書かれたページにアクセスするとランキングが見られるというものだ。
利用料は無料で、会員登録も不要。ただし、自分の結果をランキングに残したい場合は会員登録が必要になる。会員になると、自分の歌ったデータをサイトに登録できる。ただし登録されるのは音声のみで、送信した映像は残らない。
NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの第3世代携帯電話に対応している。
うたごえ検索は、音の高さや長さといった相対音感情報を利用して楽曲を検索する。このため、ハミングよりも「タタタ」という言葉で歌ったほうが音が認識されやすくなるとのことだ。なお、ウタゴエはうたごえ検索に関して国際特許を取得している。
楽曲の利用に関しては日本音楽著作権協会(JASRAC)の許諾を得ている。今後はアーティストや音楽事務所などと組み、楽曲のプロモーションツールとして提供したい考え。また、ブログパーツなどを提供し、サービスの知名度向上を図るとしている。
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