Microsoftは、同社のビジネスプロセス管理(BPM)サーバであるBizTalkの最新版にRFID(無線認識)機能を統合した。
Microsoftは米国時間9月10日、同社ビジネスプロセス管理(BPM)サーバの最新版である「BizTalk Server 2006 R2」をリリースした。同製品は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)プラットフォームに基づく製品。また同製品は、RFID機能に加え、EDI(電子データ交換)標準もサポートしている。
Microsoftによると、BizTalkにRFIDとEDI機能を追加したことにより、ビジネスプロセスを企業の「エッジ」とその先にまで拡大できるようになるという。例えば、ビジネスパートナーや支店が挙げられている。支店向けのBizTalkであるBranch Editionは、組織内のさまざまな目的にも利用可能だ。
MicrosoftのConnected Systems製品管理担当ディレクターを務めるSteven Martin氏は10日、「顧客が、コアビジネスプロセスをアプリケーション、パートナー、プラットフォームを越えて拡大できるようにするためには、ベンダー、プラットフォーム、プロトコル、地理的条件に関わらず、既存のシステムを接続できる方法が必要だ」とし、さらに「BizTalk Server 2006 R2を使用することにより、顧客はアプリケーション、プラットフォーム、従業員同士をつなぐ方法を選択できる。われわれは彼らに、それを行うためのツールを提供する」と付け加えた。
Microsoftは先ごろ、SOAに対する取り組みについてIBMから批判を受けた。IBMは、Microsoftは「ごく単純なメッセージングインフラ」を提供しているにすぎないと主張している。IBMの幹部であるSteven Mills氏は8月、ZDNet.co.ukに対し、「Microsoftは(すべてのプラットフォームやアプリケーションをカバーするのではなく)Windowsプラットフォーム上で動作するアプリケーションにのみ接続機能を提供しようとしている」と語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ
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