Endpoint Technologiesの社長Roger Kay氏は、急激な価格改定について、需要が思った程伸びていない結果ではないかと述べた。
「実に興味深い兆候だ。私がまず疑ったのは、量が出ていないという点だ」と同氏は述べる。
iPhoneの無線サービスを独占的に提供しているAT&Tでは、iPhoneの販売に関する懸念を一蹴している。
「iPhoneに対する顧客の反応に大変満足している」とAT&Tの広報担当Mark Siegel氏は述べた。「Appleによる新価格により、iPhoneはよりポピュラーになるだろう。われわれとしては、非常に前向きに捉えている」(Siegel氏)
また、Jobs氏も、現在の四半期が終わる9月までにiPhoneを100万台販売するというAppleの計画を繰り返し述べている。価格改訂の発表前にPiper Jaffrayも、Appleが目標を達成するという以前の予測を繰り返していた。証券アナリストらは今のところ、iPhone販売の予測について、実績を残すことができていない。
ソフトウェア関係では、メディアプレーヤー「iTunes」の新バージョンが発表された。リリースが米国時間9月5日夜に予定されている同プレーヤーでは、ダウンロードした楽曲から着信メロディが作成できる。このサービスを利用するには、着信メロディ当たり99セント(楽曲の価格は除く)が必要となる。着信メロディはiPhoneとだけ互換性がある。
また、Appleは、無線での楽曲購入を可能にする「iTunes Wi-Fi Music Store」も発表した。同サービスを使うことで、楽曲の試聴、ダウンロード、再生がiPod touchまたはiPhoneで可能となる(ただし、9月末に予定されているソフトウェアアップデートが必要となる)。購入した楽曲は、コンピュータとの同期後にiTunesのライブラリに転送される。
iPhone登場以来、この機能を望む声がAppleファンの間で高かった。しかし、導入に際して、確実に最初から正しい形にしておきたかった、とAppleでiTunes担当バイスプレジデントを務めるEddy Cue氏は述べた。同氏によると、通常のiTunes Storeと同じ楽曲を揃えていない、または、同じ購買体験を得られない、「店舗として不完全なものにはしたくなかった」という。
Wi-Fi Music Storeは現状では楽曲専用で、テレビ番組や映画の購入はできない、とCue氏は述べた。テレビ番組や映画が購入可能になる時期について、同氏は明らかにしなかった。
Wi-Fi Music Store発表に伴い、Starbucksとの提携も発表された。iPod touchかiPhoneを持ってStarbucks店内に入ると、画面上ポップアップが表示される。そして、店内でかかっている楽曲の最新10曲、または、Starbucksで取り上げているアーティストの楽曲を購入できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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