「FeliCaポート」はソニーの非接触型ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」を内蔵したICカードを、読み取り・書き込みするためのカードリーダーです。
「FeliCa(フェリカ)」はカードリーダーに"かざす"だけで内容を読み取る機能で、JR東日本の「Suica」や、JR西日本の「ICOCA」、私鉄の「PASMO」などの電子決済を行う各種ICカードに採用されています。
また、携帯電話の「おサイフケータイ」にはFeliCaのチップが内蔵されており、電子マネー「Edy」として利用できます。もし「FeliCaポート」を搭載したPCならば、このFeliCaの技術が使われた「Edy」などでICカードに入金するときにも、オフィスや自宅のパソコンで簡単にチャージが行え、「Suica」などの乗車履歴や買い物履歴を参照することもできます。
最近では硬貨の流通量が減少するほど、少額決済のための電子マネーとして普及しつつあるFeliCaの技術ですから、あまり意識していなくても、みなさんもすでに日常的に利用しているかもしれません。
そして、このFeliCaは電子決済だけでなく、IDやパスワードを管理する機能も持ち、セキュリティ対策にも数多く利用されています。オフィスによっては社員証にFeliCaが採用されていたり、入退室の管理やロッカーの施錠もFeliCaの機能を使って行われているところもあります。カードリーダーに簡単にタッチするだけで自然にセキュリティを高められることが、FeliCaの特長なのです。
また、このIDやパスワードを保存する機能を使って、ウェブサイトごとのIDやパスワードを保管する機能もあります。専用のユーティリティにIDやパスワードを登録しておけば、次回からは登録したEdyなどのカードを「FeliCaポート」にかざすだけでウェブサイトにログインできるようになります。種類が多いだけに、うっかり付箋にメモしたりしがちですが、FeliCa搭載のIDカードや携帯電話を使えば、情報流出を防ぎ、高いセキュリティを保つことができます。
日常的に使う電子マネーの活用や履歴の確認に、そしてセキュリティ対策にと、「FeliCaポート」を搭載したVAIOは、幅広く役立ちます。
ソニースタイル下薗さんに聞く!オススメモデル
「type G(Windows Vista搭載)」は、従来のHDDと比べてアクセススピードが速いフラッシュメモリも搭載でき、これにより12.1型液晶搭載PCとして約859gの軽量を実現したビジネスモバイルです。本体にカーボンを使った独自の設計と、過酷な使用試験を通して実現した高い堅牢性は、使用環境が苛酷なビジネスシーンにも適した仕様です。また、FeliCaポートも選択可能で、FeliCa機能を搭載したICカードによる認証も、専用のアダプターを使わずに利用できます。
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