AMDがソフトウェア開発者に、今後のゲームアプリケーションやメディアアプリケーション開発において、同社の新しいx86命令への対応を検討するよう呼びかけている。
IntelとAMDは、次世代アプリケーションのパフォーマンスを先取りする新命令を、各x86命令セットに追加し続けている。Intelが2007年中に「Penryn」プロセッサで拡張命令セット「SSE4」をリリースする計画で、AMDが「Fusion」プロセッサのリリース前後に合わせ、拡張命令セット「SSE5」の追加を計画している。
SSE5には、約50の新命令が追加され、ソフトウェア開発者にとって次世代アプリケーションを設計する手段が増えることになる。詳細な情報はAMDの開発者向けウェブサイトに掲載されているが、詳細情報に目を通す前にコンピュータサイエンスの講義をいくつか受講しておくことをお勧めする。
IntelとAMDは、両社プロセッサ間でソフトウェアの互換性を確保するため、x86アーキテクチャについて広範囲にわたるクロスライセンス契約を結んでいる。このため、将来的には、両社ともSSE4とSSE5の両方をプロセッサに採用することになりそうである。ただし、プロセッサのリリース前から技術を共有する必要はないので、新プロセッサリリース直後には両社とも、対応ソフトウェアの実行時にパフォーマンス上の優位性を得ることができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス