「Rentometer」は便利なマッシュアップであり、科学的な面と、純粋に憶測的な面を備えている。発想はシンプルで、郵便番号、部屋数、家賃などを入力すれば、Rentometerが親会社のiiPropertyから地元の不動産リストを呼び込み、入力された家賃と照合するというしくみである。結果は2つの画面に表示される。ひとつはスピードメーターのようなもので、もうひとつはシンプルに近所の不動産リストを示した「Google Map」である。
もしアパートを探しているなら、これはうってつけのサービスだ。そのエリア内で、ある物件の価格が高いか安いのかがわかるためである。これはまた、現在の住居の家賃が得なのか、あるいは払い過ぎているかをチェックする際にも役に立つ。
もちろんこのシステムには根本的に欠陥がある。このシステムを嗅ぎつけた家主や不動産所有者が、それに応じて家賃を吊り上げる恐れもあるためだ。またこのシステムは、駐車場、セキュリティ、そして物件が一軒家なのか、それとも集合住宅の一部なのかを考慮に入れていない。さらに、建物が新しかったり、物件の専有面積が大きかったりすれば、同じ区画にあっても、価格に大きな差が出てくることもある。
このサービスでは、価格の状況を不動産リストに加えたいという積極的な不動産や賃貸物件のウェブサイト保有者には、オープンAPIが提供されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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