最初の設定などは、バッファローの他の無線LANと製品と同じで、300Mbps対応だからといって難しい点はない。クライアント側の準備としては、最初にCD-ROMを挿入、指示に従って無線LANカードを挿入し、接続ソフトの「クライアントマネージャ」をインストールする。クライアントマネージャはWindows XPまでとWindows Vista用で異なっており、操作方法も変わっている。
クライアントの準備ができたら、アクセスポイント側を設置する。無線LANのセキュリティ設定はバッファローの「AOSS」を使うと簡単かつ確実に設定できる。クライアント側のクライアントマネージャから「AOSS」をクリックし、無線LANルータのAOSSボタンを長押しし、数分待つと設定が完了する。暗号方式は両者が対応する最高のものが設定され、この場合はWPA-PSK/AESとなる。SSIDやキーも類推されにくい長い乱数となる。
このアクセスポイントにAOSS非対応クライアントを接続したい場合は、AOSSが定めた暗号キーなどは設定画面から参照できるため、手動で設定すれば問題なく接続できる。
ルータとしての設定は、ウィザード形式ですぐに設定ができるほか、アクセスポイントとして使う場合、本体のスイッチ操作だけですぐに切り替え可能。ADSL回線ではルータ付きモデムが一般的なため、アクセスポイントモードに簡単に切り替えられるのはありがたい。
また、無線LANを簡単に設定する規格として「WPS」にも対応している。WPSはWi-Fiアライアンスが標準化を行っているだけに、今後各社から対応製品が登場することが見込まれる。近い将来「AOSS」を抜いて一気に普及する可能性もあり、いまから対応していることは、長く使える製品になることだろう。
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