「E-410」は徹底した小型軽量化を実現することで、より気軽に持ち歩けるカメラとなっている。また撮影時に背面液晶に画像を表示させる「ライブビュー」機能を搭載しており、今までコンパクトデジカメを使用してきたユーザーでも、抵抗なく使用する事ができるデジタル一眼レフカメラとなっている。
この「E-410」の最大の特徴は、小さなサイズとその軽さにあると言える。初めて手にしたときには「ちっちゃ!」と思わず声にだしてしまったくらいだ。そのボディサイズは男性の掌なら包み込まれてしまうのではないかと思ってしまう程である。ボディの形状は撫で肩な印象のあるシンプルなシルエットだ。右手で持つ部分のグリップも最小限の膨らみにとどめられており、ボディの厚みもスリムなものとなっている。
シャッターボタンも他のカメラに見られるようなグリップ上の配置ではなく、カメラ上面部にちょこんと配置されている。全体の印象としては、むかしの銀塩一眼レフカメラ、しかもまだカメラがマニュアルフォーカスだったころのデザインを彷彿とさせる。そこで「E-410」を、かつて一世を風靡したオリンパスの小型カメラ「OM-1N」と並べてみた。するとこの二台のシルエットやサイズにどことなく共通点を感じられた。シンプルでコンパクト。オリンパスの考えているデジカメの方向性がここから見えてくるようだ。
実際に「E-410」を構えてみるとさらにその小型軽量さがよくわかる。「E-410」の重量は約375gで、これは発売時点においては世界最軽量となる。これにE-410用充電池「BLS-1(約45g)」とレンズキットの「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mmF3.5-5.6(約190g)」を組み合わせても約610gと非常に軽量だ。またボディサイズにおいても世界最小・最薄とのことだ。
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