「W21CA」に搭載された「PCサイトビューアー」は、通常のメニューから起動できるが、起動するとまず「ダブル定額」など、EZwebに採用されている定額制の通信料金プランが適用されないことが表示される。PC用サイトも使い放題、とはいかないようだ。
確認してみると、基本的なサービス体系である「EZ WINコース(月額300円)」のみに申し込んだ場合、1パケット(128バイト)あたり0.21円(税込み)となっている。
この料金体系でPC向けのWebサイトを閲覧した場合、いくらになるのだろうか。2005年1月14日付けの「CNET Japan」のトップページのデータ量は210KB(約1640パケット)。この計算でいくと、1回ページを閲覧するだけで、約344円も料金がかかることになる。幸いauのデータ通信サービスには、各種の割引プランが用意されているので、それを利用することになる。
では、50万パケットが定額料金に含まれる「パケット割WINスーパー」に申し込んだ場合の料金を算出してみよう。この場合には、1パケットが0.01575円まで下がるので、先ほどのページに換算すると約25.9円となる。実際の数字は通信時のオーバーヘッドを含めるため、もう少し上昇すると見られる。頻繁に使うのは難しいかもしれないが、どうしても特定のサイトを見たい場合は、許容できるレベルだ。
auでも「PCサイトビューアー」を多用する場合には、「パケット割WINスーパー」、または16万パケット分の無料通信が含まれる「パケット割WINミドル(0.02625円/パケット)」に申し込むことを推奨している。ちなみに、「パケット割WINミドル/スーパー」を申し込むと、EZweb・Eメールの通信料は4200円に上限が設定される。このため、日常的にはEZwebで閲覧できるサイトを優先的に閲覧し、閲覧できない場合のみ「PCサイトビューアー」を使用するのがよいだろう。
なお、搭載されているブラウザは、画像表示のON/OFFが選択できる。「PCサイトビューアー」の機能を頻繁に使うのであれば、「パケット割WINミドル」を契約して、普段は画面表示をOFFに、必要な時だけ画像をONにして全体を見るのが、スマートな使い方になるだろう。また、「PCサイトビューアー通信料目安」で通信料を確認することも忘れてはならない。
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