KDDIは9月下旬より、au携帯電話用ポータルサイト「EZトップメニュー」を刷新する。PC向けのインターネット接続サービス「DION」のポータルサイト、PCポータルサイト「DUOGATE」を統合し、PCと携帯電話の両方から利用可能なサイトにするとともに、名称を「au one」に変更する。
新たにグーグルのGmailを活用したウェブメールサービス「au oneメール」を開始するほか、フリー百科事典「Wikipedia」や公式コンテンツ、情報サイトを検索できる「au oneキーワード」を提供する。さらに、au向けのショッピングサイト「auショッピングモール」をPCから検索できるようにする。
携帯電話でよく利用されている数字キーのショートカットを前面に打ち出し、PCでも利用できるようにする。たとえば1を押すと天気情報がすぐに見られるといった具合だ。
DIONは現在会員数が約270万人、月間利用者数が1000万人以上という。今後は、DIONのブランド名を「au one net」に変更し、KDDIが提供するすべてのインターネットサービスをauブランドで統一していく。
KDDIは売上高の約80%を移動体通信事業から上げており、利益にいたっては固定通信事業の赤字を移動体通信事業で埋めている状況だ。今回の名称変更で、名実ともにauを中核とした事業構造に変更することになる。なお、現在DIONやDUOGATEで提供しているサービスはau oneでも引き続き提供する方針だ。
なお、現在EZトップメニューはKDDIの子会社であるmedibaが主に運営している。au oneの運営や広告配信についてもmedibaが手がける。KDDIが提供するサービスは今後PCと携帯電話の両方から利用できるようにしていく考え。また、サードパーティがPCと携帯電話の両方に対応したサービスを提供する場合には、PC版とモバイル版の両方のau oneに掲載可能とのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果