中学生の4割がネットでのいじめを目撃--「Winnyなどを利用」も1割

 ネットスターは7月27日、「家庭でのインターネット利用実態調査」の結果を公表した。

 同調査は、家庭でのネット利用の実態の把握を目的に、同社が2004年から継続的に実施しているもので、今回で6回目。コンピューター・インターネットを使っている全国の中学生を対象に、2007年7月18〜19日の間、アンケートが実施された。  調査の結果、大人向けポータルサイトのほか、ほぼ毎日利用するサイトとして、男子は「ゲーム」(27.4%)、女子は「ブログ」(41.2%)がトップ。2位、3位は、男子が「掲示板」(20.3%)、「2ちゃんねる」(15.4%)、女子が「ふみコミュ」(16.4%)、「プロフ」(13.5%)の順だった。

 また、「(知らない人と)会ったことがある」と回答したのは、9.3%。そのきっかけとなったサイトでは「SNSやコミュニティサイトの掲示板」(39.6%)が最も多く、「出会い系サイト」と答えた生徒はなかった。

 ネットでのいじめについて、全体の4割以上が「いじめを見聞きしたことがある」と回答し、もっとも多かった中3女子では、6割を超えた。また、いじめの現場は、掲示板やブログなどのコミュニケーションサイトが主流になっていることがわかった。

 一方、音楽等のファイルダウンロードの経験した割合は、全体の6割以上を占めた。また、正規サイトでダウンロードする以外にも、「非合法かもしれないサイト」(29.6%)、「非合法だとハッキリしているサイト」(10.3%)や、「友達からファイルをもらった」(25.1%)、「Winnyなどのファイル交換ソフトを利用」(9.3%)など、不正な入手経路でファイルをダウンロードしたことがある生徒も多いことがわかった。さらに、10.9%がファイル交換ソフトを使用していると答えた。

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