モバイルジャッジの対話型自動アンケートシステム、情報大航海プロジェクトに採択

永井美智子(編集部)2007年07月26日 09時00分

 モバイルジャッジは7月25日、経済産業省の情報大航海プロジェクトに関する委託先として採択されたことを発表した。同省からの委託を受けてリサーチマーケティングシステムを開発し、5年後に48億円の売り上げを目指す。

 今回採択の対象となったのはリサーチマーケティングシステムの「メガリサーチ」。これまで人間が行う必要があったインタビュー型のアンケートを自動化し、インターネット上で大規模な調査ができるものだ。10万人規模の調査を行い、リアルタイムに集計できることを目指す。対話型のシステムとすることで、調査の精度を高める考えだ。

 ただし、これを実現するためには、それぞれの回答の意味を分析して、次の質問や選択肢を自動的に生成し、分類、集積できるシステムが必要になる。

メガリサーチ メガリサーチのサービスイメージ

 モバイルジャッジは携帯電話でのアンケートサービス事業「モバイルジャッジ」を行っている実績があることから、事業化に向けたサービスを検討、設計する。ただし実際の開発にはベンチャー企業などが参加することを想定している。

 情報大航海プロジェクトは、音声や映像、センサー情報など多岐にわたる膨大なデータを処理し、ユーザーが求める情報を探し出して提示するためのコア技術を開発するプロジェクト。経済産業省では今回のプロジェクトに46億円の予算を計上している。

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