EA以外にもいくつかのサードパーティパブリッシャーのブースができていた。「Guitar Hero III」と「Rayman Raving Rabbids 2」が通路を挟んでActivisionとUbisoftのブースで対決しており、前者ではGuns N' Roses’の「Welcome to the Jungle」が流される一方、後者のWii用パーティゲームでは、Deep Purpleの「Smoke on the Water」が流れていた。「Brothers in Arms: Hell's Highway」のプレイアブル出展がなかったのは、Ubisoftがシューティングゲームの競争でActivisionに敗れたということを意味している。Activisionは「Call of Duty 4: Modern Warfare」のXbox 360ステーションを2つ用意し、注意を引いていた。他のスペースでは、MidwayのXbox 360の弾丸の飛び交うゲーム、ジョン・ウー監修の「Stranglehold」が注目を集めていた。
バーカーハンガーでは他に、バンダイナムコ、Sierra Entertainment、セガ、THQ、スクウェア・エニックス、コナミ、Eidos Interactive、Warner Bros. Interactive Entertainment、Majesco、2K Games、Atari、ソニーオンラインエンターテインメントなどが出展していた。しかし、出展者は出展料分の価値があったと感じていたのだろうか。
「これはかなり変わっている。2008年もE3があったとして、また出展するかどうかはわからない」と、ブースを出展していたある企業の代表者は、匿名を条件に話してくれた。別の人物はもう少し評価が高く、この縮小された形式は「毎日ゲームブースの係員をかき分けて行かなきゃならないのに比べればマシだ」と話す。彼はまた、バーカーハンガーの「行列」が10人を超えるのは稀で、ゲームを試してみるのに待つ時間が、時間でなく分で計れるということも評価した。
別の出展者の代表者は、発言にあまり遠慮がなかった。「バカにしている。何もかも話にならない。面白いものはみんなホテルにあるんだ」また別の大手サードパーティパブリッシャーの役員は、ESAを徹底的にこき下ろした。「失敗だよ。フェアモントのイベントはあまりにも準備が悪い。放送関係者まで含めた全員が、毎回同じ部屋をぞろぞろ出入りしなきゃいけない。それからハンガーだ。馬鹿げている。これがすべてなら、ショーフロアを用意する意味もない」
最後の意見は、バーカーハンガーのフロアで出展した企業の多数派なのだろうか?公表を前提にコメントしてくれた企業が実質的に1つもなかったため、正確な全体像を得るのは難しい。これは、2008年のショーで明らかになるだろう。もし2008年も開催されればの話だが。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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