Googleは米国時間7月17日、中小規模企業向けの有料検索ホスティングサービス「Google Custom Search Business Edition」を発表する計画だ。これにより、Microsoftの法人向けビジネスとそれを狙うGoogleについての話題がさらに盛り上がりそうだ。
企業はGoogle Custom Search Business Editionを利用して、自社ウェブサイトにGoogleの検索エンジンを利用した検索機能を付加できる。Googleはすでに無料版のサイト検索を提供しており、この場合は検索結果に広告が表示される。このほか、複雑なウェブサイトを持つ企業向けとして、サイト、それにファイアウォールの内側にあるイントラネットを検索できる「Google Search Appliance」を提供している。
Custom Search Business Editionには電子メールと電話によるサポートが付いており、検索結果をカスタマイズする機能もある。また、広告表示を選択することもできる。価格はインデックス数により異なり、5000ページが年間100ドル、5万ページが年間500ドル。100万ページ以上の場合は1万5000ドルからとなっている。
Googleのエンタープライズ事業で製品マネジメント担当ディレクターを務めるMatthew Glotzbach氏は、「われわれはGoogle Applianceで市場に変化をもたらした」と語る。「新サービスはサイト検索市場を前進させるものだ」(Glotzbach氏)
Glotzbach氏は、「Google Apps」「Google Maps」「Google Analytics」「Google Check Out」などの他のホスティングサービスの今後の計画についてはコメントを控えた。Googleは、「Gmail」「Google Calendar」「Google Docs & Spreadsheets」など、ホスティングサービスを少しずつ拡充しており、Microsoftの主力事業を脅かしつつあると見る向きもある。Microsoftも、法人向けとしてエンタープライズ検索を提供している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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