NTTドコモと米AT&T Mobility LLCは7月12日、国際ローミングの利用促進を目的として、米国ハワイ諸島における3Gネットワーク構築に関する事業で協力することに合意し、日本時間11日に契約を締結したと発表した。
今回の契約に基づき、ドコモはAT&T Mobilityのハワイ諸島全域におけるW-CDMAネットワーク構築に向けて、技術面での支援を実施するほか、2400万米ドル(約30億円)を上限として資金拠出を行う。払い込みは7月から11月、複数回に分割して行う予定。
AT&T Mobilityは、ドコモとの協力で、2007年中にオアフ島を中心にW-CDMA方式による3Gサービスの提供を開始し、2008年前半にはサービス提供エリアをハワイ島、マウイ島を含めたハワイ諸島全域に拡大する。
また、ドコモも、ハワイに渡航するユーザーが快適に3Gローミングサービスを利用できる環境を早期に整備し、ユーザーの利便性向上を図る。
なお、両社は本件を契機に、今後もより広範な提携関係の構築を検討するとしている。
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