「Google Maps」では米国時間7月11日、さまざまなマッシュアップウェブサイトからのコンテンツを盛り込んで地図をカスタマイズする新機能が使えるようになった。
たとえば、私が作ったサンフランシスコのオリジナル地図には、「Zvents.com」のイベント検索(ユダヤコミュニティーセンターでは月曜日にサルサのダンスパーティーがある)、Googleの不動産検索(サンフランシスコのミッション地区で、ベッドルーム1室、バスルーム1つのアパートがわずか38万9500ドルで売りに出ている)、「WeatherBug」の気温予想(サンフランシスコのダウンタウンは摂氏17度)、「GasBuddy.com」で調べたオフィスに一番近いスタンドのガソリン価格(ブライアント通りと4番街の交差点にあるShellのスタンドなら1ガロン3.79ドル)、「MapMyRun.com」のランニングルートが盛り込まれている。今のところ、お気に入りのサイクリングルートを地図に反映させる方法がないのが残念な点だ。
ユーザーは、100ほどのマップレットから、自分の地図に追加するものを選べる。まだ使えるマップレットは多くないかもしれないが、その数は間違いなく増加するだろう。たとえば、「自転車」でマップレットを検索すると、コロラド州ボールダーとニューヨーク市の自転車道路マップレットしかない。しかし、東京やチリのサンティアゴの住人なら、それぞれの都市の地下鉄路線図のマップレットが利用できて便利に思うだろう。
Google Mapsの製品担当マネージャーであるThai Tran氏によると、Googleはすでに、Google Maps APIキーを5万個以上配布しているそうだ。既存のGoogle用マッシュアップウェブサイトの作者は、コードを若干修正して、それをGoogleのマップレットギャラリーに追加することで、サイトを他のユーザーの個人マップ上にある他のマッシュアップと連動させられる、とTran氏は言う。
Googleは確かに、地図の新たな可能性を切り開こうとしている。Googleは4月、カスタマイズした地図にテキスト、写真、動画を追加できる機能「My Maps」の提供を開始し、マッシュアップが誰にでもできるようにした。6月28日には、Google Mapsの道順検索にクリックとドラッグでルートプランを簡単に変更できる新機能も追加している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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